種類と選び方のまとめ…チャイルドシートの基礎知識編

種類と選び方のまとめ…チャイルドシートの基礎知識編

いざチャイルドシートを選ぼうと思っても、事前にそれなりの知識を備えておかないと選び出すのはかなりの難易度です。

子供の発育に合わせて使用する必要があり、さらに安全性や利便性などを考慮すると複雑になるのは仕方ないのかもしれません。

…そんな現状から気後れしてしまう人のためにも、チャイルドシートについて知っておくべき種類と選び方を掲載しています。

ただし、詳細だととんでもないボリュームなってしまうので、ここでは詳しい解説は一旦省略し、なるべく初心者向けの簡易版になるように努めています。

ここでおおよその全体像を掴む参考にして頂ければ嬉しく思います。

チャイルドシート種類一覧

まずは最初に全体を一覧にまとめてみます。

初見ではやや分かりづらいかもしれませんが、おおよそ知るべき項目や全体像が把握できると思うので、まずは参考程度にご覧いただければと思います。

チャイルドシート種別
安全基準UN R44
(ECE R44)
UN R129
(ECE R129)
取付方法シート
ベルト式
ISOFIX式
機能・特徴固定式回転式
本体種別ベビー
シート
チャイルド
シート
ジュニア
シート
乳児・幼児兼用
幼児・学童兼用
ロングユース(全年齢)

おおまかにまとめてみても項目数はやや多い感じがしますね。

特に初見ではちょっと気後れしてしまうかもしれません。

チャイルドシート本体の選択でも最初は悩むところですが、他にも安全基準や取付方法の選択などの事前に確認しておきたい項目もあります。

これらのもうちょっと詳しい解説については以降の各項目に掲載しているので、そちらを参考にしてください。

チャイルドシート種類解説

前項目の一覧で紹介したそれぞれについての簡単な解説と、ユーザーが選ぶためのポイントを補足していきます。

最も重視される安全性

過去のアンケート調査を見てもそのほとんどで最も重視されているのが安全性。

チャイルドシートで定番となっている代表的な安全基準は以下のとおりです。

(※ 安全基準とはリスクを一定まで低減できる基準のこと。)

安全基準UN R44
(ECE R44)
UN R129
(ECE R129)

UN R44とは「国連規則 第44号」。
(United Nations Regulation No.44)

ECE R44とは「欧州経済委員会 第44号」。
(Economic Commission for Europe Regulation No.44)

どちらも国際的な基準となっているので選択する必要はなく、2012年に旧安全基準からUN R44(ECE R44)に完全移行しているので、現在普及しているほとんどがこの基準をクリアしたものになっています。

これよりも安全性の高い新基準となるのが「R129」ですが、価格は高めでまだあまり数が多くはありません。

誤用に注意の取付方法

取付方法シートベルト式ISOFIX式

ISOFIX(アイソフィックス)とは国際標準化機構(ISO)が定めた取付方法で、簡単に言うと従来のシートベルトで固定する方法ではなく、クルマに標準装備された「ロアアンカレッジ(取付金具)」に固定する新しい取付方法のこと。

(※ FIXとは英語で「固定する」といった意味。)

はっきりいって従来品よりチャイルドシートの取り付けは簡単。

シートベルト式で誤用(ミスユース)が多いことからクルマへの標準装備が義務化され、ISOFIXの場合は従来より大幅に誤用が少なくなっています。

…しかし、シートベルト式よりも重量が重くて価格も高い。

従来のシートベルト式でしっかりと設置できれば、ISOFIX分のコストを節約できるというのが選択の分かれ目。

ちなみに、ISOFIX式だとシートベルトで取り付けすることはできませんが、シートベルトとISOFIXを兼用できるタイプであれば、どちらの取付方法でも使用できます。

出荷台数を見る限りISOFIX式はじわりとシェアを伸ばしていますが、市場ではまだまだシートベルト式の方が種類も多くて主流だと思います。

固定式と回転式

これはチャイルドシートでは長らく選択に悩む要素のひとつとなっていますね。

回転式はベース(シートの台座部分)に回転用のパーツがあるため、その分だけ「大きく、重く、高い」ですが、毎回の乗せ降ろしがスムーズになります。

ただし、クルマの室内高が低い場合、回転式ならではの高さで使いにくくなるケースもあるので注意が必要です。

固定式は回転式に比べると利便性には欠けますが、価格はリーズナブルなものが多いのでこのあたりが選択に悩むところではないかと。

固定式はさらに軽量で持ち運びに便利な簡易タイプもあります。

一般的には簡易タイプと呼ばれているものでも安全基準はクリアしていますが、形状からも保護効果が高いとはいえないものが多いので、基本的には最低限や緊急用としての用途が向いているかもしれません。

チャイルドシート本体

チャイルドシートには細かく年齢・身長・体重などがそれぞれに設定されています。

買うときにはしっかりとこれをチェックしておく必要はありますが、厳密に見ていくと莫大な量になってしまいます。

ここでは種類と選び方の概要をお伝えしたく、各種類のおおよその目安を以下の一覧にまとめておくので、適したものを判断するための参考にして頂ければと思います。

一般名区分体重時期
ベビー
シート
G0~10kg乳児
~15ヶ月頃
G0+~13kg乳児
~2歳半頃
チャイルド
シート
G19~18kg1~4歳頃
ジュニア
シート
G215~25kg3~7歳頃
G322~36kg6~10歳頃

(※ 区分のGは「group、グループ」の略。)

チャイルドシートは大きく分けると特定の短期間で使用する個別タイプと、2つ以上の時期で使用できる兼用タイプがあります。

ここでいう個別タイプがベビーシート、チャイルドシート、ジュニアシートの3つ。

基本的に各装置の対象年齢や体重などに合わせて、これらを切り替えていくという使い方になります。

ベビーシート

ベビーシート

(※ 上記の画像はカトージの「Joie チャイルドシート アーク360°」)

乳児用のチャイルドシートを一般的にベビーシートと呼びます。

商品によって異なりますが大体1歳頃までを目安としているものが多く、体格を目安に次のチャイルドシートへと切り替えていきます。

時期的に首すわりや腰すわりが終わっていない時期にも使用するため、ベッドとまではいきませんが後ろ側に傾いてるものが一般的。

他の時期に使用するチャイルドシートと比較しても、ベビーシートは頭の部分やサイド部分などは保護効果の高い設計になっているものが多いです。

ベビーシートの対応する期間は基本的に短いため、長期的に使用できる兼用タイプと比較しておくのがいいでしょう。

…ちなみに、ベビーシートといっても子供のサイズは様々なので、1歳までにサイズオーバーになってしまうケースや1歳半まで使用できるケースなど様々です。

例えば子供が大きめの場合は、区分が「G0+」の13kgまで対応できるタイプの方がおすすめになります。

チャイルドシート

チャイルドシート

(※ 上記の画像はカトージの「Joie チャイルドシート チルト」)

ベビーシートほどではありませんが、それに次いで全体的に包み込むような設計になっているものが多いです。

子供の発育具合によっては目安となる4歳頃では窮屈になるケースも少なくないので、タイミングを見計らいながら次のジュニアシートへと切り替えていきます。

…ちなみにやや紛らわしいのがこの一般名。

誤解されることが多いのも仕方ありませんが、一般的に総称として使用されるチャイルドシートと、特定時期に使用するチャイルドシートの名称は同じです。

例えば、ベビーシートやジュニアシートもチャイルドシートの一種なので、名称は異なりますが正しい使用方法であれば交通違反になることはありません。

会話の中ではニュアンスから感じ取るしかないので、ちょっと表現に困ることもあるというのが難点ですね。

関連記事:「後ろから前へ…チャイルドシートの向きを変える時期」

ジュニアシート

ジュニアシート

(※ 上記の画像はカトージの「Joie トリロエコ」)

チャイルドシートの次に使用するのがジュニアシート。

ジュニアシートが他のチャイルドシートと違うのは座席のシートベルト(3点式シートベルト)を使用することです。

ジュニアシートは背もたれ付きのハイバックシート、座面型のブースターシートの2つがあり、これらも体格に合わせて使用することになります。

ハイバックシートの背もたれには頭や体のサイド部分にガードサポートが付いており、チャイルドシートほどではないもののそれなりの保護効果を持つものが多いです。

ブースターシートは座高を調整することが主な目的となる装置ですが、シートベルトを正しく機能させるのに重要な役割を果たします。

…基本的に年齢はあくまでも目安であり、厳密には身長や体重などを参考に次のチャイルドシートへと切り替えていくことになります。

個別タイプは体格に合わせて切り替える必要があるため、交換のたびに設置し直す作業や次のチャイルドシートを準備する必要があるため、作業の手間やコスト、保管場所などがデメリットになりがちです。

関連記事:「義務は何歳まで?チャイルドシートの年齢にまつわる話」

兼用タイプの種類など

ベースとなるベビーシート、チャイルドシート、ジュニアシートがセットになった「2in1タイプ」、もしくは「3in1タイプ」のチャイルドシート。

一般名区分体重時期
乳児・幼児兼用
チャイルドシート
G0/1
(2in1)
~18kg新生児
~4歳頃
幼児・学童兼用
チャイルドシート
G1/2/3
(2in1)
9~36kg1~10歳頃
ロングユース
タイプ
G0-3
(3in1)
~36kg~10歳頃

2in1の兼用タイプは「ベビーシート+幼児・学童兼用タイプ」、もしくは「乳児・幼児兼用タイプ+ジュニアシート」といった組み合わせで使用することになります。

日本では圧倒的に後者(乳児・幼児+ジュニア)のシェアが高くて種類も豊富。

3in1のロングユースタイプは法律で定められた期間(0~6歳まで)を、たったの1台でカバーすることができるというのが特徴になります。

…基本的に2つ以上の時期を兼用できるため、まとめ買いできたり再設置の必要がないというのがメリットになります。

関連記事:「3歳でのチャイルドシート&ジュニアシートについて」

チャイルドシートの調査の話

ずばり購入の際に何を重視しているのか…というのは、人それぞれの考え方によるものですが、それでも購入するときにはちょっと参考にしてみたいものです。

自動車部品メーカーである「ジョイソン・セーフティー・システムズ」が2013年に行なった調査(対象640名)によると、チャイルドシートで重視しているポイントは実に半数以上が「安全性を重視している」…という調査結果が明らかにされています。

重視する点
安全性53%
使い勝手23%
価格11%
サイズ6%
評価・評判2%
デザイン2%
メーカー
ブランド
2%
その他1%

(※ 出典:「チャイルドシート選び 3つの誤!?」 JOYSON)

安全性を重視…というのはそもそもの使用目的を考えると、意外でもない自然な流れといえるのかも知れませんね。

次いで多かった使い勝手については、ここでも解説している回転式の機能、ISOFIXでの取付方法、角度の調整に便利なリクライニング、シートの通気性などが関係しており、やはり注目する人も多いようです。

関連記事:「徹底解説…チャイルドシートの義務違反と点数・法律と罰則」

チャイルドシートの選び方

前項目で重視する点について触れましたが、結局のところチャイルドシートの選び方では「取捨選択」が大切だと考えます。

種類が多いので選び出すのは難しいと思いますが、自身できっちりと何を重視して何を控えるかを決めていくことがすすめられます。

例えば、とことん安全性と快適性を追求すればリスクは最大限に低減できますが、チャイルドシートは比較的に高額なので出費を気にしないわけにもいきません。

例えば安全性と快適性を重視すると…(※ 選択肢に色を付与。)

チャイルドシート種別
安全基準UN R44
(ECE R44)
UN R129
(ECE R129)
取付方法シート
ベルト式
ISOFIX式
機能・特徴固定式回転式
本体種別ベビー
シート
チャイルド
シート
ジュニア
シート
乳児・幼児兼用
幼児・学童兼用
ロングユース(全年齢)

新安全基準であるR129をクリア、誤用によるリスクを低減できるISOFIX式、日常的な乗せ降ろしが便利な回転式。

本体は兼用タイプより子供へのフィット感が高いベビーシートの方がおすすめで、この時期で特に安全性を高めたいなら検討の価値ありです。

しかし、安全性や快適性に加えて使い勝手などを追求してしまうと、おおよそ5万円程度は超えることが多くなってきます。

とにかく安全第一のパフォーマンス重視のスタイルなら、こういった選択肢をベースに調整するのがいいかなと思います。

…続いてはバランスタイプ。

コスト重視でも最低限安全基準をクリアしたものであれば、選択肢にもよりますが1万円台で全年齢に対応することも可能です。

ただし、あまりコストを切り詰めてしまうと子供にとって使い心地の良くないケースも少なくないので、このあたりのバランスには注意が必要だと思います。

個人的におすすめなのは以下のような感じ…

チャイルドシート種別
安全基準UN R44
(ECE R44)
UN R129
(ECE R129)
国際規格ISOFIX
非対応
ISOFIX
対応
機能・特徴固定式回転式
本体種別ベビー
シート
チャイルド
シート
ジュニア
シート
新生児・幼児兼用
幼児・学童兼用
ロングユース(全年齢)

現状ではまだまだ種類が多くて汎用性のあるUN R44・ECE R44。

取付方法については、ネットなどを通じて正しい設置方法を容易に知ることができるので、シートベルト式でも安全性を損なわずに使用できると思います。

続いて、やや使い勝手は悪くなりますがコストカットしやすい固定式。

また、チャイルドシート本体は「乳児・幼児兼用タイプ+ジュニアシート」という組み合わせが主流となっており、現状では種類が多くてロングユースタイプよりも安全性とコストのバランスをとりやすいと思います。(もちろん組み合わせ次第。)

こちらはコストとパフォーマンスのバランスを考えた組み合わせですが、タイミングが合えば2人目のときにも対応しやすいというのも利点になると思います。

…各項目はなるべく種類の把握と選び方を重視して構成しています。

決めなければいけないことがちょっと多いので大変ですが、じっくりとひとつずつポイントを押さえてチャイルドシート選びの参考にして頂ければと思います。

関連記事:「助手席でも合法…チャイルドシートの設置場所について」

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