気付かないうちに切れていることの多いブレーキランプ。
ブレーキランプは後続車に自分の車の減速や停止を伝える重要なサインで、点灯しなければ追突される危険性が高まるため注意したいところ。
ブレーキランプ切れで走行している車を見かけることは少なくありませんが、整備不良の車両を運転することは道路交通法にも反する行為となります。
そんな予期せぬブレーキランプの交換や整備不良の違反についての解説。
ブレーキランプ交換のタイミング
ブレーキランプに使用されている電球(バルブ)は、白熱球(白熱バルブ)とLED(LEDバルブ)のタイプがあります。
近年登場した車の多くはLEDタイプが多いですが、現在使用している車で白熱球タイプの車はまだまだ多いかと思います。
「交換のタイミングを知りたい!」という人も多いかと思いますが、ブレーキランプが切れるのに関係する要因が多いため、時期の目安が定まらないというのが答えになるかと。
もともと白熱球の一般的な寿命は1,000~3,000時間と曖昧なもの。
例えば、間の2,000時間で通勤時間1日1時間(行き30分、帰り30分)でアバウトに計算しても、5年以上は余裕でもつことになります。
…ただ、実際にはブレーキを踏むタイミングが関係してくることなので、こんな単純計算にもなりませんが。
10年同じ車を乗り続けても1度も交換しなかったという人はざらにいますし。
交換のタイミングが早い場合
ただし、使用頻度から逆算して1年ももたないようであれば、電球そのものがそもそもいいものではない可能性、電球以外の配線などが原因である可能性もあります。
まずは電球そのものを交換(できれば国産のもの)してみて様子見。
それでも交換するタイミングが早い場合は、電球以外が関係していると考えられますので、車両購入時のディーラーに相談してみることがすすめられます。
LEDタイプへの交換に注意?
LEDタイプの話に触れたのでついでに注意書き。
LEDは長寿命というのが広く認知されており、白熱球のおおよそ20倍である約40,000時間もの使用が可能な電球です。
…というとは、先ほどの単純計算の例えでも5年×20倍で100年以上となるので、もはや交換の必要性なんてない世界ですね…。
ただし、お得だからといって安易なLEDへの交換には要注意!
制御装置の作動に影響を及ぼすもの、保安基準に満たないもの、車検非対応のものなどもあるため基本的に現状と同じタイプのものに交換するのがすすめられます。
一時期は明らかに低寿命なLED(特に中国産)が出回っていたこともあったとか。
現在ではこういったことは減っているようですが、電球そのものの質も重要であることを覚えておきましょう。
ブレーキランプの確認方法
他の人に頼めればいいですがいつも頼める状況とも限りませんよね。
ブレーキランプは日頃からこまめにチェックしておかないと気付きにくいので、1人のときでも確認できる方法があれば何かと便利。
ひとつは赤信号待ちのとき。
この方法は特に夜だと分かりやすいですが、自車のブレーキランプの点灯有無は後続車の反射で何となく分かります。
これは後続車が大型であるほどチェックしやすいですね。
あとはコンビニの駐車場に停車したとき、お店のガラスの反射を利用できればついでにチェックといったところ。
続いてはつっぱり棒を使う方法。
つっぱり棒は収納スペースで活躍する伸びる棒のこと。
つっぱり棒(30~50cm程度に伸びるもの)は百円均一などで売っており、あとはこれで調整しつつブレーキを固定して確認するという方法。
ちょっと人に見られると恥ずかしいですが自宅で確認するのには便利かなと。
百円均一では動画撮影に便利な三脚も取り扱っているため、スマホやデジカメを固定して動画撮影するという方法もあります。
ブレーキランプの交換費用や作業
ブレーキランプの交換にかかる費用はどのくらいなのか。
これはガソリンスタンドやカー用品店によってまちまちなのですが、電球代と工賃を含めたもので調べてみると税抜きで600円~800円くらいが一般的かと。
…1,000円~1,500円になるとちょっと高いかな~といった感じ。
ちなみに電球そのものは税抜きでも300円~400円程度(左右用に2個セット)。
作業や手間を考えてもそれほど手間になるものではなく、初心者でも30分あればのんびり作業しても余裕で終わる程度。
やってみれば簡単な作業なので自分でやってみることを推奨する人も多いですが、やっぱりこれには向き不向きはあると思います。
必要なコストにそれほど差はないですし、こういった作業に手間や面倒を感じる人も多いと思うので、結局そのあたりを天秤にかけて考えるのがいいかと。
どちらが正解なんてありませんし悩むほど大きなコストでもないので。
前向きに挑んでみようと思った人、どんな感じなのか知ってみるのも悪くないと思った人は、次の項目以降で解説しているので参考にして頂ければ。
初心者に交換作業は難しい?
先ほども触れましたが交換はそれほど難しいものではありません。
初心者でも30分あれば余裕。慣れた人なら左右両方を交換しても10分程度。…なので身構えず考えて頂ければいいかなと思います。
まず最初は車の取扱説明書に目を通しておきましょう。
車種によって若干取り替え作業が異なるので。
取扱説明書の解説は絵がメインで文字は少なく大体2ページ程度で記載され、とーってもあっさりとした説明だけなのですぐ終わります。
車の取扱説明書が見つからない?
「車の取扱説明書をどこに片付けたのか忘れた。」とか。
「探し出すのがちょっと面倒かも。」という人もいるかと。
今はネットで検索すれば、おおよその説明書は各メーカーのサイトから読むことができるようになっており、「トヨタ 取扱説明書」や「日産 取扱説明書」で探せば早いかも。
ちなみにブレーキランプに関する情報を検索する際は、一般的にブレーキランプ(もしくはストップランプ)と口頭で使われることが多いですが、正式名称である「制動灯」で探してみることもお忘れなく。
取扱説明書内でも制動灯と記載されています。
交換作業の実践編は動画で
実際の作業工程は文章で説明する前に動画で見て頂くのが一番かなと。
車種に関係なく一応参考程度ということで、最初の動画は外側から交換するタイプ、2番目の動画は内側から交換するタイプになります。
…どちらも作業時間は短く簡単そうな印象かなと。
交換作業に必要なものは?
少なくとも工具は必要になります。
大体プラスドライバーがあればいいはずですが、これも取扱説明書や実際の箇所を事前に確認しておくのおすすめ。
電球も車の年式、型式、仕様などで違ってくるので取扱説明書にて確認。
不明な場合は工具を使って事前に直接確認しておきましょう。
交換作業に関する補足
ブレーキランプは片方ずつ切れることがほとんどですが、片方切れたらもう片方ももうすぐ切れるというのが一般的なので、交換作業も両方してしまうのが基本です。
あと、最初の動画では電球のガラス部分に直接触れてしまっていますが、指の皮脂によって電球が早く切れる原因となるため、作業するときは注意しておきましょう。
軍手があればいいですが、なければコンビニの袋などを軍手代わりに手に装着し、袋越しに作業すればできなくはないかと。
動画を見たり作業内容を読んで「ん~やっぱり面倒かも」と感じる人もいると思います。
そんな場合はやっぱりガソリンスタンドなどで依頼したほうが精神的に楽かもしれません。やっぱり慣れないと面倒だし、向かないと色々と億劫になるので。
関連記事:「忘れたはNG?法定12ヶ月点検(1年点検)の費用と義務」
ブレーキランプの不備は違反につながる?
「ブレーキランプは片方が切れてももう一方があるから問題ないかな?」、「修理は次の休みの日にするからそれまでは…」と考える人もいるでしょう。
道路交通法では「整備不良の車両を運転をしてはならない」と定められており、これに違反すれば道路交通法に反することとなり加点や反則金の支払いが生じます。
例え片方でもブレーキランプの無点灯は違反になってしまうのです。
ちなみに道路交通法の条文は以下の通り。
- 整備不良車両の運転の禁止
- 第62条 車両等の使用者その他車両等の装置の整備について責任を有する者又は運転者は、その装置が道路運送車両法第3章 若しくはこれに基づく命令の規定又は軌道法第14条 もしくはこれに基づく命令の規定に定めるところに適合しないため交通の危険を生じさせ、又は他人に迷惑を及ぼすおそれがある車両等を運転させ、又は運転してはならない。
…上記に違反した場合は以下の加点や反則金の支払いが生じます。
種別 | 点数 | 反則金 | |||
---|---|---|---|---|---|
大型 | 普通 | 二輪 | 原付 | ||
整備不良(尾灯等) | 1 | 9,000 | 7,000 | 6,000 | 5,000 |
普通自動車の場合は加点1点、反則金は7,000円となります。
気付かないことも多いですが事故を未然に防ぐための重要な装置であるため、ブレーキランプが点灯しないままで走行すれば整備不良の対象となるわけです。
違反とならないためにもこまめなチェックがポイントですね。
関連記事:「まとめ!交通違反点数と反則金の一覧」

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