保険は使える?車上荒らしに対する補償について

保険は使える?車上荒らしに対する補償について

毎年、被害件数は減少しているものの、2015年時点では認知されているだけでも5万件以上の車上荒らしが起こっています。

そんな車上荒らしの被害に万が一遭遇した場合でも、車両保険に加入していれば損害をある程度カバーすることが可能に。

しかし、補償範囲をしっかり把握しておかないと、十分な補償を得られないケースもあるため注意が必要となります。

車上荒らしに対する補償範囲

車両保険は大きく分類すると「一般タイプ」と「エコノミータイプ」の2種類があり、一般タイプであればどの保険会社でも盗難は補償対象となっています。

保険会社によってはエコノミータイプを「エコノミー+A限定(Aはアクシデント)」と「エコノミー」に分別し、盗難を対象外とする場合(その分保険料は安くなる)もあるため、加入する車両保険のタイプは事前に確認しておく必要があるでしょう。

以降の各項目にて車上荒らしに限定した注意事項などを解説していきます。

免責金額と対象外の特約

基本的なことですがうっかり忘れてはいけない免責金額の設定。

免責金額は保険会社が責任を負わず自己負担となる金額のこと。

この免責金額を高く設定するほど保険会社の負担が減るため、契約者が支払う保険料を安く抑えることができます。

しかし、免責に設定した部分は常に自己負担となるため、事故を起こす回数によっては思わぬ負担になる可能性もあります。

あと、「盗難事故対象外特約」をセットしている場合も注意が必要ですね。

この特約をセットすれば補償範囲が限定される分保険料を安く抑えられますが、もしも車上荒らしなどの盗難が起こっても全く補償されなくなります。

関連記事:「自動車保険の免責とは?免責事項や免責金額の解説」

保険を使えば等級が下がる?

以前は「等級据え置き」という制度があり、盗難はこの等級据え置きの対象であったため、保険を使っても等級が下がらないという時期がありました。

しかし、この等級据え置き制度は既に廃止されており、盗難の際に保険を使えば「1等級ダウン事故」として扱われようになったので注意しておきましょう。

関連記事:「3等級ダウン、1等級ダウン、ノーカウント事故とは?」

補償範囲に含まれない被害品?

車上荒らし対策として重要なポイントになる補償の範囲について。

車両保険の補償範囲に含まれるのは窓ガラス、カーナビ、カーオーディオ、タイヤ、ホイールなどの、車にボルトなどを使用して定着させたものが補償の対象となります。

例えば持ち運びに便利なポータブルカーナビは、ボルトなどで定着させたものではないため補償の対象外となってしまいます。

また、車上荒らしの被害品として多い財布やバッグなどの身の回り品(手荷物など)も、車両保険単独では補償の対象外となることにも注意が必要です。

身の回り品の補償については別途「身の回り品補償特約」をセットしなければいけませんが、この特約についても注意すべきポイントがあります。

関連記事:「必要か否か?車両保険の特徴や加入率から考える」

身の回り品が盗まれた場合の補償

車上荒らし対策として考えておきたいのが、車両保険のみではカバーできない車内の手荷物などについて。

「身の回り品補償特約(車両積載動産特約)」はそれっぽい名称となっていますが、補償される対象には注意が必要となります。

例えば現金、預金通帳、キャッシュカード、貴金属、携帯電話、パソコンなどは身の回り品に含まれそうなイメージはありますが補償の対象外になります。

他にも商品、宝石、美術品、ペットなども補償されません。

補償されるのはバッグや衣類、デジカメ、ゴルフ用品などと、身の回り品といっても思ったよりその補償範囲は限定されたものになっています。

(※ 補償の対象は各保険会社の約款に記載されているので、必ず確認しておくことがすすめられる内容。)

また、保険会社によって扱いは違いますが、身の回り品補償特約では車上荒らしそのものを補償の対象外としている保険会社もあるため注意しておきましょう。

(※ 「ソニー損保の身の回り品特約」は車上荒らしのケースでも、特定の被害品を補償することが掲載されています。)

(※ 「セゾンの身の回り品特約」は車上荒らしや部品の盗難といったケースでは、補償の対象外となりますという注意書きがあります。)

保険会社保険商品名特定被害品の
補償有無
セゾン車両身の回り品補償なし
ソニー損保車内身の回り品特約あり
そんぽ24身の回り品補償特約あり
SBI損保車内外身の回り品補償特約あり

…まとめると、身の回り品特約は補償対象となる特定のものを車にのせる場合は有効ですが、補償対象外のものぐらいしか車にのせないという場合は、セットする必要性の薄い特約となるわけです。

ここまでの話はあくまで車上荒らし対策として考えた場合になりますが、補償範囲を把握して慎重に検討する必要があるかなと思います。

関連記事:「わずかな時間でも注意!車上荒らしの傾向と対策」

車上荒らしに対する保険金の支払い

ここまでで車上荒らし対策としての保険の基本を解説してきましたが、では実際にどれだけ損害が生じてどれだけの保険金が支払われているのか。

これについては毎年、日本損害保険協会が調査結果を公表しているのでご紹介。(調査期間は年間ではなく、11月1日~11月30日の1ヶ月間。)

年度別支払件数1件あたり支払保険金
2013年1,092件32.6万円
2014年626件34.5万円
2015年490件34.0万円
2016年455件35.8万円
2017年577件35.3万円

(出典 「自動車盗難事故実態調査」 日本損害保険協会

支払われた保険金額だけでも1件あたり30万円以上もの被害に。

…ただ、よく考えると車両保険に加入していない、免責の設定金額による自己負担がある、等級などの関係で車両保険を使わなかったなどのケースを考慮すると、実際の損害額はさらに大きなものになることは間違いないでしょう。

減少しているとはいえ車上荒らしに遭遇する可能性はゼロではなく、検挙率が2割程度とそれほど高くもないため泣き寝入りとなるケースも少なくありません。

車上荒らしの損害額と契約者が支払う保険料を天秤に掛けることになるかと思いますが、車上荒らしのためだけではなく、万が一の交通事故なども含めて総合的に考えると、車両保険の意義も場合によっては高まるものかなと。

各個人で最適な保険の組み合わせは違ってくると思いますので、補償範囲などを考慮してじっくり考えてみることがすすめられます。

関連記事:「要チェック!車盗難ランキングなど統計資料のまとめ」

…あと、保険の有無に限らず手荷物などは1~2分程度のわずかな時間であっても、車から離れる際は持って降りるのが無難です。

こうした防犯意識も車上荒らし対策には欠かせない重要なポイントとなります。

関連記事:「気になるデータ…任意保険の加入率ってどうなの?」

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