赤色灯(回転灯)の役割や法律について

赤色灯(回転灯)の役割や法律について

「緊急車両(緊急自動車)」であることをあらわすと同時に、緊急車両の必要条件として設置することが義務付けられているのが「赤色灯」で読み方は「せきしょくとう」。

法律の規定以外で使用すれば法律に反することになるので、一般車両での使用もできないというわけです。

こういった赤色灯に関する細かい規定など、また、赤色以外の回転灯の種類や用途についても解説。

赤色灯がもつ役割とは?

冒頭でも触れましたが「道路交通法施行令」にて、緊急自動車の要件(必要な条件)として赤色灯の点灯が義務付けられています。

緊急自動車とは「人命救助などの急務に使用される車両」のことであり、この急務のための特別な走行を「緊急走行」と呼びます。

赤色灯の点灯がなければこの緊急走行を行うことができないというわけです。

…もちろん緊急性のないときに点灯させる必要はなく、点灯させることに正当性がなければむしろ問題になることでしょう。

また、緊急の用務による運転時は赤色灯の点灯とともに、サイレンを鳴らさないといけないことが法律で定められています。

パトカーのスピード違反事件

とても稀なケースではありますがパトカーがスピード違反でつかまった事件。

「緊急の用務」に正当性がなければ緊急走行は成立せず違反となるようです。

京都府警のパトカーが145km/hで赤切符
2014年2月2日、高速道路上での当て逃げ事故の通報を受けたパトカーが、中国自動車道西宮名塩サービスエリアに赤色灯を灯して急行中、「自動速度違反取締装置(オービス)」に45km/h超過と測定されたという件。
パトカーは145km/hの速度で走行していたことになりますが、速度超過するほどの緊急性はなかったとして書類送検されました。

…こういったケースは非常に珍しいとされていますが一応ご紹介。

結局は緊急の用務に当たるかが問題となり、赤色灯を点灯させても正当性が認められなければいけないということのようです。

関連記事:「免停注意!スピード違反の点数や罰金について」

赤色灯?回転灯?名称の違い

このランプの名称は「回転灯」といい、読んで字のごとくランプの中で鏡(反射鏡)が回転するという仕組みになっています。

この回転灯は赤色の一色だけというわけではなく、色に合わせて赤色回転灯、青色回転灯、黄色回転灯などと呼ばれ複数存在します。

また、道路交通法上では「警光灯」という名称で記載されています。

赤色灯を「パトライト」と呼ぶこともありますが、パトライトはこれを主に製造している株式会社パトライトの登録商標になります。

赤色灯に関する法律

ちょっと気になる赤色灯に関する法律についてですが、緊急自動車の要件として道路交通法施行令では以下のように規定されています。

緊急自動車の要件
第14条 前条第1項に規定する自動車は、緊急の用務のため運転するときは、道路運送車両法第3章及びこれに基づく命令の規定により設けられるサイレンを鳴らし、かつ、赤色の警光灯をつけなければならない。
ただし、警察用自動車が法第22条の規定に違反する車両又は路面電車を取り締まる場合において、特に必要があると認めるときは、サイレンを鳴らすことを要しない。

緊急自動車の要件とあるので、警察車両でもこの条件を満たさない限り、速度超過すれば一般車両と同じく道路交通法違反になります。

ちなみに第22条は最高速度超過に関するものなので、この速度超過を取り締まる際にはサイレンを鳴らすことについては免除となります。

しかし、赤色灯については第22条の規定に反する車両を取り締まるときであっても、点灯しなければいけないことになります。

関連記事:「まとめ!交通違反点数と反則金の一覧」

赤色灯の使用が可能な車両

赤色灯の使用が可能な車両

まず最も代表的といえるのが警察車両でパトカー、覆面パトカー、白バイ、護送車、事故処理車などがありますね。

他にも消防車両、救急車、レッカー車、自衛隊車両などがあります。

また、公益事業(電気事業、ガス事業)に使用される車両のうち、「危険防止のための応急作業に使用する自動車」もこれに含まれます。

基本的に赤色灯の使用が許可されている車両は法律で限定されていますので、該当する車両以外での使用は法律に反することとなるわけです。

一般車両で赤色灯は違反?

一般車両で赤色灯を点灯させることは違反になるのか?

聞かれるとなんとなく駄目そうな感じはしますが、実際に規定がどうなっているのかは知らないという人も多いのではないかと思います。

…これはもちろん法律に反する行為となります。

まず、赤色灯の点灯は各都道府県の条例により禁止されています。

例えば「東京都道路交通規則 第8条 第13号」では、「…緊急自動車の警光灯と紛らわしい灯火を点灯し、又はサイレン音若しくはこれと類似する音を発しないこと。」とあり、これに反すれば「公安委員会遵守事項違反」になります。

また、「点灯させなければいいのでは?」と思う人もいるようですが、自動車の構造は法律の規定によるものであり、道路交通法の第62条には「…これに基づく命令の規定に定めるところに適合しないため交通の危険を生じさせ、又は他人に迷惑を及ぼすおそれがある車両等を運転させ、又は運転してはならない。」とあります。

点灯させなくても備え付けるだけで自動車の構造の規定に反することとなり、「整備不良違反」となるのです。

関連記事:「忘れたはNG?法定12ヶ月点検(1年点検)の費用と義務」

赤色以外の回転灯について

赤色灯については普通に道を歩いているだけでも警察車両や消防車両が通り過ぎることは少なくないため、見かけることも多いし広く認知されているのではないかと。

実は回転灯には赤色以外にも複数の色が存在しており、それぞれが赤色とは違った役割をもっていることをご存知でしょうか?

せっかくなのでこの項目では赤色以外の回転灯の役割や法律についても解説。

道路作業維持用の黄色回転灯

「道路維持作業用自動車」に設置されるのが黄色回転灯。

道路維持作業とは道路の損傷チェック、修繕、道路標示の設置などを行なう道路のパトロールカーやモータ・スイーパなどの車両、路面清掃車(道路清掃車)や除雪車などで、安全運転に欠かせない道路の状態維持に使用する車両のことです。

高速道路を走行していると、黄色回転灯を備え付けた車体が黄色のパトロールカーを見かけることが比較的多いのではないかと思います。

道路維持作業用の自動車として指定、登録した車両にのみ設置できることが決められており、これは道路交通法施行令により下記のように定められています。

道路維持作業用自動車
第14条の3 道路維持作業用自動車は、道路の維持、修繕等のための作業に従事するときは、車両の保安基準に関する規定により設けられる黄色の灯火をつけなければならない。

自主防犯活動用の青色回転灯

「自主防犯活動用自動車」に設置されるのが青色回転灯。

自主防犯活動とは、警察ではなく地域の一般人が行なうボランティアの防犯活動で、防犯のための夜間パトロール、子供の登下校に合わせた見守り活動などのこと。

青色回転灯はこの自主防犯活動に使用する車両に設置しますが、これには警察などへの許可が必要となります。

自主防犯活動用自動車
第49条の3  自主防犯活動用自動車(地方公共団体その他の団体が自主防犯活動のため使用する自動車であって告示で定めるものをいう。次項において同じ。)には、青色防犯灯を備えることができる。

この自主防犯活動には助成制度も設けられています。

助成制度により補助されるのは青色回転灯の配布、これを装備した車両の燃料費、防犯活動に必要な機材の貸し出しなどがあります。

ただし、助成制度そのものがない地域、助成制度はあっても制度内容が異なる場合もあるので、興味がある場合は各都道府県の警察署のwebサイトを確認してみましょう。

停止表示用の紫色回転灯

使用者が少ないので知っている人は少ないかもしれませんが、故障車両を停車させるときに設置するのが紫色回転灯になります。

点灯することによって周囲に自分の車が故障及び停車していることを知らせ、追突などの交通事故を防ぐための役割をもちます。

ちなみにこれと全く同じ役割をもつ三角形のあれを皆さんはご存知でしょうか?

正式名称を「三角停止表示板」と呼び、車に常備しているはずのあれです。

近年では車両に標準装備されていないため、ひょっとしたら知らない人が増加傾向にあるのかもしれませんが。

高速道路での車の故障などで停車する場合にはこういった機材を使用しないと、道路交通法に反することになるので注意しておきましょう。

自分で購入しておく必要はありますが、安いものであれば1,000円前後で購入可能なため常備することがすすめられます。

紫色回転灯はこういった役割から「停止表示灯」とも呼ばれています。

紫色回転灯に関する「道路交通法施行規則」の条文は以下の通り。

停止表示機材の基準
第9条の17 第2号 灯火式の停止表示器材(次条において「停止表示灯」という。)にあっては、次に該当するものであること。
イ 路面上に設置した状態において、長さ17センチメートル、幅17センチメートル、高さ15センチメートルを超えないものであること。
ロ 点滅式のものであること。
ハ 夜間、路面上に設置した場合に200メートルの距離から点灯を容易に確認できるものであること。
ニ 灯光の色は、紫色であること。

色の他に大きさや点滅式であることなどが規定されています。

またちょっと誤解されがちな設置方法について。

条文には「第9条の17 第1号 ニ 路面上に垂直に設置できるものであること。」という記載があります。

回転灯は警察車両などで使用する赤色灯と同じですが、紫色の回転灯は車両の上部に設置するのではなく、三角停止表示板と同じように故障車両の後方に設置するのが正しい設置方法となるので注意しておきましょう。

関連記事:「必須だけど忘れがち?三角表示板の義務と違反」

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