保険料にも違いが?車両料率クラスとは?

保険料にも違いが?車両料率クラスとは?

任意保険の保険料を決める要素のひとつが「車両料率クラス」。

導入は2001年(平成13年)のことなので、もう10年以上が経過したことに。

車両料率クラスは前回保険契約と全く同じ保険会社や補償内容でも、保険料が上がったり下がったりと変動することにも関係してきます。

また、保険料とつながりが深いため任意保険加入の際や、車購入の際に知っておくと保険料を安くおさえることができるため知っておくと便利。

基礎から学ぶ!車両料率クラス

車両料率クラスとはリスクの大きさとそれに応じた保険料を決める区分。

車両料率クラスと呼ぶこともありますが、ここでいう車両料率クラスは型式別料金クラス(自動車保険料率クラス)が正確な名称であり総称となる名称です。

型式別料金クラスは対人、対物、傷害、車両の4つで構成されており、厳密に言えば車両料率クラスは型式別料率クラスに含まれるクラスのひとつとなります。

型式?車種?車の基礎知識

車両料率クラスに触れる前に知っておくべきなのが車の「型式」です。

車両料率クラスは車の車種ではなく型式によって決定しますので、調べるときは自分の車の型式を知っておく必要があります。

車種が同じでも型式が違えば、同様の補償内容でも保険料が違ってきます。

車種とは?

ではまず先ほどから度々登場している車種について。

通常、会話の中で使用される車種は「カローラ」や「プリウス」などをさして使用することが多いですが、正式にはこれらは車名であり本来の車種は「普通乗用車」や「原動機付自転車」などを分類するのに使用されます。

型式とは?

例えばトヨタのアクアの型式が「DAA-NHP10」となっています。

ハイフォン手前の英文字が排ガス規制に関する記号、ハイフォンの後に続く英文字でその車の車種、年式、グレードが判別できます。

契約中の車の料率クラスの確認

現在自分が保険を掛けている車の車両料率クラスは、「自動車保険証券」で確認することができます。前年と保険料が違うなど気になる場合は比較してみましょう。

軽自動車には料率クラスがない?

普通自動車には設定されている車両料率クラスですが、軽自動車にはこの車両料率クラスが設定されていないため、どの型式でもリスクによる保険料の変動はありません。

軽自動車と一口に言っても今の軽自動車の車種もかなり豊富なため、まったくの一括りというのにも疑問を感じないではありませんが。

…と、思っていたら軽自動車にも料率クラスが設定される予定があるそうです。

車両料率クラスを決めている損害保険料率算出機構と日本自動車工業会が協議をすすめており、2018年(平成30年)をめどに導入予定とのことでした。

新たな料率では軽自動車でも最大2倍程度の差がつくとのこと。

車両料率クラスの内訳や表記

車両料率クラスは車の型式ごとに4種類のクラス、対人クラス(対人賠償責任保険)、対物クラス(対物賠償責任保険)、傷害クラス(人身傷害補償保険、搭乗者傷害保険)、車両クラス(車両保険)が設定されています。

そのひとつひとつに9種類の区分があり1~9の数字が割り当てられます。

クラス別料率クラス
小さい ← リスク → 大きい
安い ← 保険料 → 高い
対人クラス123456789
対物クラス123456789
傷害クラス123456789
車両クラス123456789

以下の一覧は2017年度(2017年4月~2018年3月)の販売台数をもとにした型式と車両料率クラスの一例。料率クラスは変更もあるので参考程度に。

(※ 保険開始期 2018年1月1日~2018年12月31日)

車種と型式対人対物傷害車両
トヨタ プリウス
NHW10
6544
トヨタ プリウス
NHW11
5674
ニッサン ノート
E12
4443
ニッサン ノート
HE12
4545
ニッサン ノート
NE12
4444
トヨタ アクア
NHP10
5554
トヨタ C-HR
NGX10
4443
トヨタ C-HR
NGX50
4344
トヨタ C-HR
ZYX10
4344
ホンダ フィット
GK3
4443
ホンダ フィット
GK4
3443
ホンダ フリード
GB5
4344
ホンダ フリード
GB6
4444

関連記事:「気になるデータ…任意保険の加入率ってどうなの?」

どうやって決まる?車両料率クラス

どうやって決まる?車両料率クラス

車両料率クラスは各保険会社がそれぞれの統計データなどを駆使して独自に計算したものではなく、「損害保険料率算出機構」という機関のデータによって決められています。

なので、保険会社によって料率クラスが違うということはありません。

損害保険料率算出機構
1964年(昭和39年)に設立された非営利の民間法人。会員の会費や自賠責保険料の一部によって運営されています。

料率クラスの算出方法は公開されていませんが、その車(型式別)の事故や盗難の件数が関係しており、件数が多くなるほど料率クラスの数字が大きくなり保険料も値上がり、件数が少なくなるほど料率クラスの数字が小さくなって保険料も値下がるというわけです。

料率クラスは毎年見直しが行なわれているため、加入している保険の補償内容が全く同じでも、前年と保険料が違ったりするのはこの見直しが関係するわけです。

例えばトヨタのプリウスを参考にしてみます。

トヨタ プリウス
ZVW40W
車両料率クラス
対人対物傷害車両
2011年4446
2013年4545

…と、実際にこのように変動してきます。

基本契約として加入の多い対物賠償責任保険の保険料はクラスアップにより値上がり、しかし、車両保険はクラスダウンにより加入の敷居が下がっていることに。

ちなみに、損害保険料率算出機構が決定するのは任意保険の料率だけでなく、自賠責保険、火災保険、傷害保険、地震保険といった保険の料率も決定しています。

車両料率クラスは損害保険料率算出機構の「型式別料率クラス検索」で調べることができるので、知りたい場合は直接そちらで調べてみるのがおすすめです。

車両料率クラスによる保険料

車両料率クラスによる保険料

ここからは純粋な車両料率クラスにスポットをあてた話です。

車両料率クラスは車両保険の加入を考える際には、保険料の金額にも影響を与えるため重要な要素となってきます。

車両料率クラスと保険料の倍率

例えば年間の車両保険料を50,000円とした場合の保険料の違いが以下の一覧になります。実際の倍率は保険会社によって違うためここではおおよその目安です。

料率倍率年間保険料
11.0倍50,000円
21.2倍60,000円
31.4倍70,000円
41.6倍80,000円
51.9倍95,000円
62.4倍120,000円
73.0倍150,000円
83.6倍180,000円
94.0倍200,000円

この一覧表から一目瞭然となりますが、料率クラス1の場合では50,000円だった保険料も、料率クラス9になると4倍の200,000円にまで達してしまいます。

料率が1アップするごとにおおよそ20%ほど倍率が上昇する感じです。

車両料率クラスとして割合の多い4、5でも1の場合とは2倍近く差が出るため、料率がいかに保険料に影響を与えるかがわかると思います。

関連記事:「必要?車両保険の免責金額や等級変動について」

保険料全体にかかわる料率クラス

車両料率クラスは当然ながら車両保険以外の保険料にも関係してくるので、保険料全部を安くしたいのであれば全部の料率を比較するのもおすすめです。

車両料率クラスによる保険料の算出は車を購入した後ではどうにもできませんが、これから車を購入する場合や次回の買い替え時には参考になるかと思います。

保険料対人保険料 × 対人クラスによる倍率 = 対人保険料
対物保険料 × 対物クラスによる倍率 = 対物保険料
傷害保険料 × 傷害クラスによる倍率 = 傷害保険料
車両保険料 × 車両クラスによる倍率 = 車両保険料

車両料率クラスの一覧(一部)

車両保険料率クラスは型式ごとに設定されているため、全てを掲載することはできませんが、参考までに一部を以下にまとめています。

(※ 保険始期 2018年1月1日~12月31日)

料率車種と型式
1スズキ ジムニーシエラ(JB32W)、マツダ デミオ(DW5W)
2スズキ エスクード(TD62W)、トヨタ ヴィッツ(SCP13)、ニッサン サファリ(WFGY61)、ホンダ クロスロード(RT4)、ホンダ CR-X(EF6)
3ニッサン ティーダ(JC11)、ホンダ アコード(SY)、マツダ CX-5(KE5AW)
4スバル インプレッサ(GPE)、トヨタ エスティマ(AHR20W)、マツダ アクセラ(BLFFW)
5トヨタ アリスト(JZS160)、ニッサン セレナ/VNC24、ホンダ ステップワゴン(RK7)、ホンダ オデッセイ(RB1)、レクサス LFA(LFA10)
6ニッサン エルグランド(PNE52)、ホンダ レジェンド(KB2)、レクサス CT(ZWA10)
7トヨタ RAV4(ECA10G)、トヨタ ランドクルーザー(UZJ100W)、ニッサン フーガ(GY50)、ホンダ NSX(NA2)、マツダ RX-7(FD3S)、ミツビシ プラウディア(BKY51)
8トヨタ クラウン(LS151)、トヨタ セルシオ(UCF30)、ニッサン シーマ(GNF50)、ニッサン シルビア(S15)、ニッサン スカイラインGT-R(BCNR33)、ニッサン プレジデント(PGF50)
9スバル インプレッサ(GDB)、トヨタ ランドクルーザー(URJ202W)、レクサス LS(USF40)

スピードの出にくいコンパクトカーでは車両料率クラスは低めに設定されますが、スピードの出やすいスポーツカーでは車両料率クラスは高めに設定されやすいです。

車両料率クラスが高くなるほど保険料が高くなるだけでなく、車両保険への加入そのものも難しくなります。

保険会社が補償しなければならない金額が莫大になり、保険料に見合わないリスクを負うことになるためです。

特に車両料率クラス9の車はリスクが高いため、インターネットによる通販型の契約ができないケースがほとんどです。

各社の受け入れ条件を見ても車両料率クラスが9の車、各保険会社で決めている市場販売相当額が1,000万円を超える車、各保険会社で定めた一部型式の車(スポーツカー、高級車など)といった条件を記載されていることが多くなります。

関連記事:「必要か否か?車両保険の特徴や加入率から考える」

自動車保険を一括比較!
自動車保険を一括比較!

2000年に自動車保険の一括見積もりを開始した「保険の窓口 インズウェブ」は、東証一部上場のSBIホールディングスが運営しておりその利用者数は900万人を突破!

サービス情報提携会社情報
形式:一括見積もり見積依頼:最大20社
利用料金:無料対応地域:全国
入力目安:最短5分ソニー、アクサなど

実際に初めての一括見積もりで自動車保険料が安くなったという金額は平均30,035円!その中でも5万円以上安くなったという人はなんと約2割も!

(※ 2万円~3万円未満は18%、3万円~5万円未満は23%、5万円以上は19%)

一括見積もりに参加している会社はダイレクト型(通販型)自動車保険業界で好調なソニー損保をはじめ、アクサダイレクト、三井ダイレクト損保など最大20社が対象に。

大切な愛車を高く売る!
大切な愛車を高く売る!

2007年に買取査定サービスを開始した「かんたん車査定ガイド」は、2017年9月で利用実績が280万人を突破しました!

サービス情報買取業者情報
買取形式:一括提携業者:42社
利用料金:無料査定依頼:最大10社
入力項目:9項目業者選択:不可
入力目安:45秒対応地域:全国
売却実績①…トヨタ プリウス
年式
2010年
走行距離
6~7万キロ
査定日
2015年9月
+30万円の100万円で売却。
売却実績②…トヨタ ランドクルーザー
年式
2008年
走行距離
5~6万キロ
査定日
2015年7月
+60万円の460万円で売却。

運営会社であるエイチームライフスタイルは東証一部上場のエイチームのグループ会社で、査定申し込み後はすぐに概算査定が提示されます。

厳選な審査をクリアした優良な「JADRI会員のみ」で構成されているため、買取によるトラブルが起こりにくく、2016年4月~2017年3月に行なわれたアンケートでは平均10万円以上も高く売れたことが明らかに!

関連記事:「JADRI限定!かんたん車査定ガイドの特徴とは?」