助手席でも合法…チャイルドシートの設置場所について

助手席でも合法…チャイルドシートの設置場所について

「そもそもチャイルドシートって助手席に設置してもいいの?」と疑問に感じ、ネットを通じて調べる人は今でも少なくないようです。

そこで、チャイルドシートを設置する座席について、助手席がいいのか?後部差席がいいのか?その根拠は?…などの疑問を解決すべく、その情報をここで記事にしています。

チャイルドシートを使う際の参考程度にご覧頂ければと思います。

助手席設置は法的には問題なし

チャイルドシートを助手席に設置しても法的に問題はありません。

法的に問題がないというのは、「道路交通法」にて「運転するときは設置すること」と義務付けられていますが、設置する場所については規定がないことが理由です。

チャイルドシートについて明記されている条文は以下のとおり。

普通自動車等の運転者の遵守事項
自動車の運転者は、幼児用補助装置(幼児を乗車させる際座席ベルトに代わる機能を果たさせるため座席に固定して用いる補助装置であつて、道路運送車両法第三章 及びこれに基づく命令の規定に適合し、かつ、幼児の発育の程度に応じた形状を有するものをいう。以下この項において同じ。)を使用しない幼児を乗車させて自動車を運転してはならない。
(※ 道路交通法 第71条の3 第3項)

(※ 幼児用補助装置=チャイルドシート。)

ただし、助手席に設置する場合は必ず注意しておくこともあるので、チャイルドシートの正しい使用方法のひとつとして事前に確認しておきましょう。

助手席設置が懸念される理由

助手席に設置することの問題になるのはエアバッグです。

エアバッグは事故時の衝撃から乗員を守る重要な役割を持ちますが、その展開速度は時速で100~300km/hといわれています。

この衝撃について非常に分かりやすい動画があるのでご覧ください。

(※ 動画は1分程度の短い内容です。)

…各メーカー公式サイトのFAQを確認しても、そのほとんどで推奨されないなどの内容が明記されています。

例えばベビー用品業界大手のピジョンの公式サイトでは…

Q:チャイルドシートは、助手席にはつけられないと取扱説明書に書いてありますが、どうしてですか?後ろ向きでも取り付けてはいけないのでしょうか?

A:助手席にはエアバッグが取り付けられており、緊急時にエアバッグが膨らんだ際には大きな衝撃で、お子さまがケガをされる恐れがあります。 前向き・後ろ向きとも、助手席には絶対に取り付けないでください。

(※ 「ピジョン公式サイトのQ&A」より。)

…このように「絶対に取り付けないでください。」と書かれていますね。

大体どのメーカーのFAQや取扱説明書を確認しても、上記と同じように推奨されないといった内容になっているケースが多いです。

エアバッグそのものの認知度は高いですが、その衝撃力を知っているとか直接見たことがあるといった人は少ないのではないでしょうか?

事故の衝撃を考慮すると必要な構造かとは思いますが、体の出来上がっていない子供にこの衝撃を与えることを想像すると、「ケガの恐れがあるため」という説明にも非常に納得できるところがありますね。

助手席に設置する場合

ただし、助手席に設置する場合の設置方法がないわけでもありません。

それは助手席のエアバッグ機能を一時的に停止させる方法です。

国産主要メーカーでは安全性の配慮から「カットオフスイッチ」を採用していないため、ディーラーなどに依頼して解除してもらう必要があるそうです。

チャイルドシートのための「専用席」のように使用するならこの方法で問題はありませんが、助手席に色々な人が乗るという場合はリスクになるし、停止と作動を繰り返せばコストはかさむしで、一般的な方法ではないということは理解しておいてください。

ちなみに、チャイルドシートの代表的なメーカーであるコンビのFAQでは…

A: …エアバックの展開エネルギーを受けて助手席シートに叩きつけられてしまいますので助手席での使用は、前向きでも後ろ向きも推奨していません。

しかしながら、後席にシートベルトがない場合や、お子様が大勢いらっしゃるなど、やむを得ず、助手席へのお取り付けをご検討いただくような場合もあると思います。

そのような場合には、「エアバッグ標準装備」ではないお車、もしくは、「エアバッグ」が作動しないようなロック機能等があるお車で、「エアバッグ」が作動しない状態でのご利用ですと、ご利用が可能な場合がございます。

そのような場合には、コンシューマープラザにご相談くださいませ。

(※ 詳しくはコンビ公式サイトFAQ「助手席での取り付けに関して」をご覧ください。)

…と明記されており、助手席に使用する場合の簡単な解説を掲載しています。

万が一の事態を想定し、それも含めた上でチャイルドシートを使用することが正しい使い方だと思うので、助手席で使用する場合はご注意ください。

関連記事:「後ろから前へ…チャイルドシートの向きを変える時期」

助手席で未使用のケースは多い

ロードサービスでお馴染みのJAFが行なっている「チャイルドシート使用状況全国調査」によると、助手席に対象年齢の子供を乗車させているが、チャイルドシートを使用していないというケースが意外に多いということが明らかにされています。

種別助手席の
6歳未満合計
不使用人数不使用率
2014年3,466人1,452人41,9%
2015年3,618人1,454人40.2%
2016年3,348人1,410人42.1%
2017年3,278人1,383人42.2%
2018年2,911人1,204人41.4%

調査対象人数は毎年13,000人前後となっているので、助手席に6歳未満の子供を座らせる人数は純粋に減少傾向にあると考えられます。

…しかし、不使用率はほぼ横ばいという結果に。

チャイルドシートを不使用の場合は、子供を助手席の座席シートに直接座らせるケースが多いですが、なかには保護者が抱っこするケースもあるようです。

ちなみに、2018年のときの調査対象人数は13,103人で、6歳未満の子供を座席別に見てみると後部座席は10,192人、助手席は2,911人となっており、調査人数のおおよそ2割以上の子供が助手席に乗車していたことになります。

調査は全国的に行なっていますが、特定箇所だけなのでそれなりに偏りもあると思います。それでも想像以上に助手席に6歳未満の子供を助手席に乗せる人は多く、加えてチャイルドシートを使わないという人は多いということが明らかにされていますね。

関連記事:「3歳でのチャイルドシート&ジュニアシートについて」

助手席設置のリスクを調査

「助手席は運転席の次に危ない!」…といった話を聞くことがあります。

しかし、エアバッグ装着車率の増加などにより交通事故死者数は減少しており、近年ではちょっと違った結果になるのかもしれない…ということで調べてみました。

単純明快に「座席別死亡率」のような統計資料があればと調べてみましたが、ネットを通じてではいまいち明確な参考資料を見つけることはできませんでした。

そこで、せっかくなので各統計資料を参考に当サイトで推定してみました。

まず、参考にするのは警察庁が作成した「シートベルト使用有無別交通事故関連統計」のシートベルト着用有無別・座席位置別死者数(平成29年中)です。

2017年の死者数は1,221人で、そのうち運転席で943人、助手席で142人、後部座席で133人、そのうちシートベルト着用での死者数は運転席で493人、助手席で108人、後部座席で53人となっています。

(※ 交通事故死者数は3,694人、そのうち自動車乗車中は1,221人。)

…じゃあ何人が乗っていてこれだけの死者数になったのか…を知りたかったのですが、そのときの座席別乗車人数が分かる資料が見つかりませんでした。

そこで、その代わりとして参考にしたのがJAFが調査した「シートベルト着用状況全国調査」です。

このデータは先に紹介した死者数とは直接の因果関係はありませんが、座席別死者数の差異を知るのにはおおよそ支障のない資料だと判断しています。

これによると運転席は359,308人、助手席は66,823人、後部座席は69,684人(一般道路+高速道路等)となっており、これで座席別(シートベルト着用)に除算すると…

運転席0.13%、助手席0.16%、後部座席0.08%となります。

この結果はシートベルトを着用して安全措置を図った状態の場合、後部座席はやはりリスクが少なくなる…といえる有意な差異ではないかと考えます。

あくまで推定の内容しかご紹介できないのは申し訳ありませんが、設置場所を決める際の参考程度にご覧ください。

関連記事:「徹底解説…チャイルドシートの義務違反と点数・法律と罰則」

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