概算査定の金額は利用する買取サービスによって事前に提示されるもの、直接交渉開始まで提示されないものがあるためサービス選びが大切なポイントになります。
概算査定を調べるための方法をいくつか掲載しているので、売却前のリサーチ用として参考までにご覧ください。
メーカーサイトでの概算査定
最初に紹介するのは大手メーカーサイトで概算査定を調べる方法。
「トヨタ下取り参考価格情報」や「日産下取り参考価格シミュレーション」を有効活用し、査定金額をリサーチするのが代表的な方法のひとつ。
いずれもかなり古くからメーカーサイトのコンテンツとして提供されており、個人情報の登録なしで利用可能な手軽さが特長となっています。
さくっと概算査定を知りたい場合のひとつの選択肢にはなるでしょう。
…しかし、大きな注意点としては2つ。
ひとつはどちらも買取相場の概算査定ではなく下取り価格の概算査定となるので、買取相場の情報を知りたい場合にはややミスマッチのデータになってしまうこと。
…もうひとつはどちらも入力項目に走行距離がないこと。
クルマの価値を判断するのに、単純に走行距離の数値だけを重視するわけではありませんが、それでも重要な要素のひとつであることに違いはありません。
こちらの下取りシミュレーションでは例えば3,000km程度の走行距離であっても、50万kmの走行距離でも査定金額は同額という結果になってしまうため、いくら概算査定とはいえやや精度は低めと考えておいた方がいいでしょう。
シミュレーションツールとしては確かにお手軽なので試しに使ってみるのはありですが、同程度の手軽さでもっと精度の高いシミュレーションツールも他にあるため、現状では基本的にそちらを利用することがすすめられます。
申し込みで概算査定提示タイプ
買取サービスといえば比較で高額売却が狙える一括査定は選択肢のひとつ。
しかし、一括査定サービス全般で概算査定が必ず提示されるわけではなく、提示されないサービスもあるのでサービス選びはポイントになるでしょう。
■ おすすめのかんたん車査定ガイド
「業者と交渉する前に概算査定も知りたい!」というのであれば、初心者向けのかんたん車査定ガイドはおすすめのひとつ。
まず、基本の流れとして概算査定が提示される手順が組み込まれており、業者と直接交渉を開始する前におおよその目安を確認することができます。
それに加えてかんたん車査定ガイドでは「優良企業限定(JADRI限定)」という独自の買取サービスを展開しているサービスでもあります。
車買取では以前よりも減少傾向にあるとはいえ、下手な買取サービスを利用すると今でもトラブルの元になる可能性はあるため、そういったトラブル発生の抑制にもJADRI限定という独自性は役立ちます。
こういったかんたん車査定ガイドの魅力については別記事の「評判上々&電話なしもOK!かんたん車査定ガイドの買取」に一通りの情報をまとめているので、興味があればそちらの方をご覧ください。
また、車買取特有のトラブルについては別記事の「対策方法バッチリ公開!車買取トラブルの相談事例6選」にまとめているので、事前にチェックしておくと参考になると思います。
■ もうひとつはユーカーパック
ユーカーパックも概算査定が提示されるタイプの買取サービス。
ただし、よく知られる一括査定とは異なり、電話1回&査定1回&買取業者との直接交渉なしのオークション形式と利便性の高さが大きな特長です。
概算査定後のシステムも全体的に効率化されており、そのまま実査定を依頼する候補としてもおすすめのサービスになります。
ユーカーパックの詳細についても、別記事の「電話も査定も1回で競売に!ユーカーパックの流れ&デメリット」に掲載しているのでそちらをご覧ください。
…しかし、概算査定の提示はいずれも申し込み後となります。
申し込みと合わせて確認するのであれば利便性は悪くありませんが、「概算査定を知りたいだけだったのに」…という場合は後述の他サービスも検討してみましょう。
シミュレーションツールでの概算
メーカーサイトのコンテンツは下取りの概算でしたが、こちらは買取での概算となっているので、買取サービスを利用する場合はこちらの方がおすすめ。
前項目では「申し込み後 → 概算査定の提示」というタイプを紹介しましたが、こちらは申し込み前…個人情報登録なしの状態でも利用可能なため、純粋に概算査定を知りたい場合はこちらの方が使い勝手はいいと思います。
…今回は利用者数が多くて運営歴の長いカービューをご紹介。
基本的に車買取のシミュレーションツールは、数多くのデータから独自計算で概算査定を試算するという形式のため、ややアバウトな金額しか提示できません。
まぁそれでも個人情報の登録なしでお手軽に使えるという点を考えると、使い勝手は十分に高いほうだと思います。
…注意点はサイトのデザインが少々今時の構成ではないため、特にスマホでの操作性はいまいちに感じるかもしれません。
しかし、ツールでの結果自体はグレード別や走行距離別など詳細情報が表示されるので、将来的な情報の補正にも役立つと思います。
調査方法はカービュー公式サイトのメーカー名&車種名を入力(ここは適当でもOK) → 「今スグ一括査定依頼をスタート」を選択します。
続いて一番下にある「お問い合わせ」を選択 → 上部メニューの「車売却について調べる」 → 「車買取相場について調べる」を選択。
あとは調べたい車種などを入力するだけです。
あくまでも概算査定という前提には注意すべきですが、それでも査定金額のリサーチをするのであれば、最低限このあたりから使ってみることを推奨します。
関連記事:「平均10万円以上の違い?車を売るならどこがいいのか」
お知らせメールでの概算査定
一度登録すれば毎月定期的に概算査定が提示され、その推移もグラフでお知らせしてくれるメールタイプの概算査定ツール。
楽天通販でお馴染みの楽天が運営する車買取サービスが「楽天オート」で、そのコンテンツのひとつにあたるのが「買取相場お知らせメール」です。
これで概算査定を確認するためにはメールアドレスなどの登録は必要ですが、登録したクルマの概算査定以外に宣伝混じりの迷惑メールが届くことはありません。
試しに自分でもこのサービスに登録してみましたが、メールはきっちり1ヶ月毎のペースで届くのみ、他に宣伝メールが届くこともない控えめなシステムで、必要な情報だけを参考にすることができます。
まずは登録してしばらく様子見しようかな…といった長期的に検討している場合でも、邪魔にならない程良いツールになるかと。
…なかなか申し分ない仕組みですが注意点もひとつ。
楽天オートは他サービスよりも提携している買取業者数は控えめの90社前後となっているので、申し込む地域によっては比較する利点を損なう場合もあります。
最終的に一括査定を依頼する場合、申し込む地域からそれなりの業者数が確保できるかを確認しておいたほうがいいでしょう。
調査方法は楽天オート公式サイト左上の「Rakutenカーサービス」 → メニューから「中古車買取査定」 → そのページでさらにメニューを選択して「買取相場お知らせメール登録」を選択し、あとは必要事項を入力するだけです。
概算査定で注意すべきこと
最後になりましたが概算査定という金額そのものについて注意すべきこと。
そもそも概算とは「概ね(おおむね)の計算」という意味で、車買取では特に実査定(実際に行なう現車査定)前のおおよその金額という意味で使われることが多いです。
そのため、提示される査定金額の表記も「○○円~○○円」といったような、非常に幅のあるアバウトなものがほとんどです。
そういった理由から概算査定はその時点では高くも安くもなる…要はどう転ぶか分からない金額である…という点に注意しなければいけません。
もともと査定金額はクルマの状態が大きく左右するため、車両情報で登録した箇所意外で評価を下げないような状態であれば、それなりの高額査定に期待することもできる…といった感じになるわけです。
概算査定を調査する際には、あくまで「おおむね」である…という点を頭に入れて下調べを開始するようにしましょう。
…ちなみに、当サイトでは概算よりもさらに詳細な買取相場を調べる方法も情報として掲載しているので、よければそちらも参考までにご覧頂ければと思います。

独自のオークションシステムで買取サービスを開始したのが「ユーカーパック」。
サービス情報 | 買取業者情報 |
---|---|
買取形式:競売 | 業者数:2,000以上 |
利用料金:無料 | 査定依頼:査定1回 |
入力項目:7項目 | 業者選択:- |
入力目安:30秒 | 対応地域:全国 |
売却実績①…トヨタ プリウス | ||
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年式 2016年 | 走行距離 9,906km | 査定日 2018年2月 |
+39万円の175.6万円で売却成立。 | ||
売却実績②…トヨタ アルファード | ||
年式 2012年 | 走行距離 34,242km | 査定日 2018年6月 |
+61万円の230万円で売却成立。 |
電話のやり取り&実査定は1回だけ!独自オークションで買取業者との直接交渉をする必要はなく、売り手が少ない手間で高く売りやすいという革新的なシステムが特長。
(※ 2018年5月の車種別平均入札件数はトヨタ ハイラックスサーフが1位で34.4件、トヨタ アルファードが29.1件、ホンダ ステップワゴンスパーダが29.0件という結果に。)
出張査定手数料、オークション出品料、成約手数料など完全無料で利用できるなどユーザーにありがたいサービス。

2000年に自動車保険の一括見積もりを開始した「保険の窓口 インズウェブ」は、東証一部上場のSBIホールディングスが運営しておりその利用者数は900万人を突破!
サービス情報 | 提携会社情報 |
---|---|
形式:一括見積もり | 見積依頼:最大20社 |
利用料金:無料 | 対応地域:全国 |
入力目安:最短5分 | ソニー、アクサなど |
実際に初めての一括見積もりで自動車保険料が安くなったという金額は平均30,035円!その中でも5万円以上安くなったという人はなんと約2割も!
(※ 2万円~3万円未満は18%、3万円~5万円未満は23%、5万円以上は19%)
一括見積もりに参加している会社はダイレクト型(通販型)自動車保険業界で好調なソニー損保をはじめ、アクサダイレクト、三井ダイレクト損保など最大20社が対象に。