難易度は低め…カーリースの審査のポイントなど

難易度は低め…カーリースの審査のポイントなど

個人向けのカーリースサービスは年々需要が高まっており、「JALA(日本自動車リース協会連合会)」の報告でも契約台数の増加が明らかにされています。

そんな注目度の増している個人向けカーリースですが、カーリースでは契約前に審査を行うことが一般的で、これを通過しなければ契約を結ぶことはできません。

カーリースで審査落ちを経験する人はもちろんいますが、実はちょっとしたことで審査を通過可能な状態にできるケースも少なくないので、事前に審査に関する要点をチェックしておくことがすすめられるというわけです。

ここではカーリース審査の基礎知識から通過のためのポイント、サービス選びなどについて掲載しているので、審査に不安がある場合はぜひご活用ください。

カーリース審査の基礎編

カーリースでも一般的に行なわれている審査とは「与信審査」のこと。

与信とは「信用供与」を意味しており、字面からも推察できるように、取引先に個人の信用を供与(提供し与えること)することです。

要は信用を問われるような取引の際に、与信審査によって信用の良し悪しを確認し、取引をスムーズに行なうための仕組みというわけですね。

この審査は様々なところで活用されていますが、身近な契約で言うとスマホ本体の分割支払いやクレジットカードの発行時に経験する人が多いかと思います。

カーリースサービスにおいてもこの審査を行うことが一般的で、これを通過することができなければ契約することはできません。

カーリース審査も他サービスと同じく重要なのは収支バランスと履歴。

当然ながら支払い可能な収入は必須になってくるし、その収入に見合った支払いであるかどうか、現在の借金や過去の返済履歴などが関係してきます。

(※ これについては後の項目で詳しく触れているのでそちらをご覧ください。)

カーリース審査は全体的に甘い?

カーリースの審査は各社が提携しているリース会社の審査基準で行なわれており、基準は違えどその流れは銀行でのカーローン審査と大きな違いはありません。

カーリースの審査は他サービスと比較しても全体的にいわゆる「甘い」…つまり通過しやすいことが特徴になっています。

比較対象として「銀行のマイカーローンと比べてどうなの?」…という質問は多いですが、それに比べたら審査の通過はしやすいです。

先ほど身近な例でスマホ本体の分割払いという話をしましたが、カーリースの審査はおおよそそれと同程度の難易度といわれることが一般的です。

…もちろん数多くのサービスと比較して審査に通過しやすいというだけで、誰でも無条件でクリアできるようなザル審査ではありません。

審査の段階で否決されて契約できない人は一定数いるので、審査に不安を感じるようであれば、事前に要点を押さえることはしておいたほうがいいでしょう。

…ちなみに、カーリースの審査落ち件数は公表されていませんが、あくまで参考としてクレジットカードのおおよその審査落ちは公表された資料から確認できます。

日本クレジット協会の「クレジット関連統計」によると、2017年度の申込件数は3,066万件で、契約件数は2,328万件であることが報告されており、契約に至った割合は75.93%と2割以上が審査落ちなどに該当することになりますね。

カーリースとクレジットカードでは各社の難易度の差も違ってくるので、一概に当てはめられるものではありませんが、あくまで参考程度にご覧頂けたらと思います。

カーリース審査の要点4つ

現在の債務で誤解されがちなこと

まず最初にチェックしておきたいのは多重債務のケース。

多重債務とは読んで字のごとく、2社以上から多重で債務…要は借金をしている状態のことで、借入金額の大小については全く関係ありません。

当然ながら「多くの会社から借りなければいけない人=何らかのリスクを抱えている人」となるので、借入金額に関係なく審査落ちする確率は高くなります。

…あと、うっかりしやすいのがリボ払いのケース。

分割払いのひとつとして利用されることの多いリボ払い(リボルビング支払い)は、毎月定額で資金管理がしやすい反面、利率が高いというデメリットがあります。

リボ払いを利用している人は否決率が高くなるため、基本的にカーリースの審査前には完済しておくことがすすめられます。

…また、債務で誤解されやすいのは収支のバランス。

例えば年収がそれなりに多く、ほぼ同額の債務であっても多重債務をしている人は、資金管理の面で考えても否決率は高くなります。

「何故そうしなければいけなかったのか?」、「そういった人のリスクは?」…といった面が審査の要点となるので、返済できるだけの年収があるという単純な足し引きだけで判断されるわけではないのでご注意。

…こういった審査に関連する重要点を事前に把握しておくと、否決率を低下させることができるというわけです。

資金に余裕を持てるのであれば、カーリースの審査前に可能な限り返済などして整理し、それから審査を依頼するのが無難といえるでしょう。

過去の債務履歴で注意すべきこと

債務履歴は「クレヒス」と呼ばれることもあります。

クレヒスは「クレジット・ヒストリー」の略称で直訳すれば「信用履歴」。

クレヒスとはこれまで信用情報機関に収集された申し込み、借入金額、残債、返済履歴など、個人が利用した過去の信用情報の履歴を意味しています。

クレヒスには良し悪しがあり、良好な信用情報が記録されていれば審査に通過しやすく、悪い記録が残っていれば否決率は高くなるというわけです。

信用情報に悪い情報が刻まれることをいわゆる「傷」が付くとか、ブラックリスト入りする信用情報のブラック化とも言い、審査の否決率が高まる要因となります。

補足すると、きっちりと明確な定義があるわけではありませんが、延滞や任意整理では目安として「完済後」の5年で履歴は消滅するといわれていますが、自己破産など金融事故の内容によっては10年必要になるケースもあります。

…あと注意すべきは申し込みも履歴に残ること。

6ヶ月間は信用情報機関に申し込み履歴が残るため、審査落ち後すぐの審査はカーリース会社を変更しても不利になります。

履歴に不安がある場合は事前に自身の信用情報を確認することもおすすめ。

信用情報といえば借入・残債・履歴などの情報を収集・管理している団体が3つの信用情報機関です。

団体名用途
CIC
(株式会社シーアイシー)
信販系、
クレジットカード系
JICC
(日本信用情報機構)
消費者金融系
全銀協
(全国銀行個人信用情報センター)
銀行系

カーリースでは上記3つのいずれかで個人の信用履歴を参照しているので、過去に何らかのトラブルがあって信用情報に不安があるという場合は、申し込み前に個人でチェックしておくのも選択肢です。

連帯保証人が必要な場合

カーリースの審査難易度は低いといえますが、連帯保証人が必要となるケースもあるので先にチェックしておきましょう。

例えばカーリースを運営しているカルモでは、「連帯保証人の条件」として以下のような説明をFAQに掲載しています。

Q:連帯保証人は必要ですか?

A:お申込頂いた後、連帯保証人様をお願いさせていただく場合がございます。お客様のご職業が「専業主婦」「パート・アルバイト」「学生」など安定的な収入が見込めない場合は、安定収入のある方の連帯保証が必要となります。

※ 出典:「連帯保証人の条件」 カルモ

…カーリース各社では各公式サイトのFAQなどにこういった条件を掲載しており、今回は分かりやすくまとめていたカルモを掲載しています。

安定的な収入というのは気になるところかと思いますが、カーリースでは一般的に200万円ほどを目安にすることが多く、おおよそではありますがそれを下回ると単独での審査通過は難しく、連帯保証人が必要といわれる可能性が高くなるようです。

関連記事:「徹底解明!マイカーリース・カルモの料金や特徴など」

頭金で確認しておくこと

最近のカーリースでは「頭金0円!」というのが宣伝文句になっているケースは多いですが、頭金は審査難易度を下げるのに有効かつ合理的な方法のひとつ。

いざというときは頭金で調整できることも頭に入れておくと役立つでしょう。

理由は単純明快で頭金はそれだけで債務総額を減らすことができます。

例えば120万円の商品購入金額に対し、20万円の頭金を支払えば債務は100万円となるので、リース会社が負うリスクはその分低くなり審査に通過しやすくなります。

もちろん多ければ多いほど審査の難易度は下がりますが、リース会社によって設定可能な金額がある程度決められているケースや、頭金0円のみしか選択できないといったケースもあるので、審査前に確認しておくことがすすめられます。

審査に通過できなかった場合の選択肢として、より多く頭金を設定できる会社を選択して否決率を低下させる…というのも選択肢のひとつになりますね。

…ちなみにリース期間を調整して審査を通過しようと考える人もいるようですが、リース期間を短くしても審査の難易度が下がることはありません。

関連記事:「いくらが目安?200~400万円での車の頭金相場とは?」

会社による審査難易度の違い

前半の項目でも少し触れていますが、カーリースの審査は他サービスと比較しても全体的に甘いといえる難易度だと思います。

今回見直すべき要点について掲載していますが、その条件をクリアしても場合によっては審査に落ちるケースはあります。

そんなときの選択肢がカーリース会社を変更すること。

各社の審査基準は一般公開されておらず、基準がそれほど大差になることはありませんが、各社の独自基準である以上審査難易度に違いが生じるためです。

また、前項目でも解説しましたが頭金をどれだけ設定できるサービスなのかというのも、審査の難易度を調整できる要素になるので、自身の状況的に審査の通過が危うい場合はその点も考慮してサービスを選びましょう。

あと、カーリースでの審査が不安な場合におすすめなのは、複数のリース会社と提携しているサービスです。

多くのカーリースでは提携しているリース会社は1社のみですが、中には複数社と提携することで審査に通過しやすいサービスもあります。

例えばコスモ石油でお馴染みのコスモスマートビークルはセディナオートリース、オリックス自動車、オリコオートリースの3社と提携しているので、1社のみのサービスよりは確率的にも審査に通過しやすくなるというわけです。

関連記事:「デメリット・審査・評判…コスモスマートビークルを徹底解説」

契約満了後はクルマが貰える!
契約満了後はクルマが貰える!

「もろコミ」でお馴染みとなっているカーコンカーリースの個人向けサービス。

最大の特長はリース期間が終了すればクルマを貰えることで、長期的にクルマを使いたいのであれば選択肢になりやすいですね。

(※ 無償なのはクルマの本体価格で手続きの諸費用は必要。)

サービス情報その他の情報
リース期間:7年・9年
メンテパック:あり
買取プラン:無償
頭金:0円
ボーナス:選択可
中途解約:可能

トータルサービス型になっているのでメンテナンスパックを利用できますが、今のところ軽自動車限定になっているのが残念なところ。

サービス開始当初より選べる車種は相当増えており、人気の車種はおおよそ揃っていますが、それでも他社に比べると取り扱い数はやや控えめ。

また、対応するもろコミ販売店があまり多いとはいえないので、地域によってはやや使い勝手が悪い場合もあるのでご注意。

N-BOX G Honda SENSING
リース期間:84ヶ月
メンテパック:あり
距離制限:2,000km
頭金:0円
ボーナス:0円
月々:23,976円

関連記事:「満了で車ゲット!カーコンカーリースの魅力と注意点」

メンテパックが人気のスマートビークル!

コスモのスマートビークルは国産全車種を選択できる充実度。

契約内容では選択できる項目が多く、自分好みにカスタマイズしやすいため、多くの人にとって都合の良い契約にしやすい適応性の高さが魅力。

サービス情報その他の情報
リース期間:3~7年
メンテパック:あり
買取プラン:あり
頭金:0円~
ボーナス:0円~
中途解約:原則不可

メンテナンスパックはホワイト、シルバー、ゴールドの3種類から選択でき、ゴールドパックはタイヤやオイル交換などの消耗品まで含めたフルメンテナンスタイプ。

丸々お任せで手間もかからないため、ゴールドパックは特に女性やシニアの方に人気で、若干コストが高くなっても利用する人が多いです。

N-BOX G Honda SENSING
リース期間:84ヶ月
メンテパック:あり
距離制限:1,500km
頭金:0円
ボーナス:0円
月々:28,404円

業界初のガソリン割引やメンテナンスの利便性などを考えると、程よい場所に店舗がないと使いにくくなるところですが、コスモ石油は比較的店舗数が多いので、こういったサービスとの相性も悪くないと思います。

関連記事:「コスモのMyカーリース…スマートビークルを詳しく解説」