微妙な点も要チェック!カレコのデメリットとは?

カーシェア大手の中でも良コスパで知られるカレコではありますが、使い方によっては相性が悪くなるケースもあります。

加えて利用可能な地域があまり多くないことなど、細かく見るとそれなりにデメリットはあるため、事前にそういった点もしっかりチェックしておくことがすすめられます。

月額無料プランはちょっと割高

2018年4月に新しく追加されたのが待望の月額無料プラン。

毎月の維持費用が無料になる分、利用料を値引く無料分が付与されなくなり、他プランより料金自体も割高になるという良し悪しのあるプランでもあります。

これは他社と比較すると分かりやすいので以下の一覧をご覧ください。

種別dカー
シェア
カレコ
通常料金220円
(15分毎)
160円
(10分毎)
例えば1時間880円960円
6時間パック4,200円4,600円
12時間パック6,500円6,400円
24時間パック8,000円8,300円
夜間パック2,500円3,100円
距離料金15円/km18円/km

…ここまでの解説でも「短時間の料金面ではカレコが安くてお得かも?」…と感じた人は少なくないと思いますが、月額無料プランはその思惑とはちょっと違ってきます。

カレコの持ち味はメインで毎月コンスタントに使う場合に発揮するタイプであり、月額無料プランではそれがちょっとだけパワーダウンしてしまうのでご注意。

月額無料プランは毎月使わないから維持費用が気になるといった人や、複数のサービスを利用したい人向けといえるでしょう。

カレコの月額無料プランは他社と比較してもそれほどコスト面で優位性はありませんが、活用範囲が広くなったという意味では今回の新設はいい改善だと思います。

優先的に月額無料プランから選びたいという場合、別記事の「使い方次第!カーシェアリングの月額無料プラン」が参考になると思うのでよければそちらをご覧ください。

年間契約を活用するのが難しい

月額料金を年単位にすることで大幅に安くできる割引制度。

カレコの月額有料プランは毎月980円を必要としますが、利用料金から月額と同額の980円を値引くことができます。(月額を値引くことはできない。)

年間契約割引を適用した場合は年額料金が4,800円になるので、一見すると毎月支払うよりも大幅に安くなるためお得な印象が強いです。

(※ 月額980円×12ヶ月=11,760円)

しかし、年間契約の場合は無料分が一切付与されないため、毎月ある程度利用するというユーザーにとってはメリットになりません。

毎月980円以上、つまり月額料金以上を利用する場合、実質的に月額料金を無料にすることができるため、むしろこれはデメリットになる可能性さえありますね。

もともと年間契約割引は月額無料プランより前の2014年に新設された割引で、今回新設された月額無料プランと活用範囲が重複してしまう部分もあります。

…とはいえ、ベーシックプランや平日プランといったプランの選択ができるため、利用頻度は不定期だが使うときは利用時間が多いといった人には合うかもしれません。

現状では有効に活用できるユーザーは限られてくると思うので、年間契約に切り替えるときは自分の使い方でしっかり試算しておいたほうがいいでしょう。

平日プランは休日利用に注意

個人的にはメイン利用に一押しのひとつが平日プラン。

1時間ワンコイン以下で、コンパクトカーやSUVまで利用対象になっているというコストパフォーマンスの鬼と呼べそうな採算性不明な優良プランです。

ただし、お得なのは平日に利用する場合だけであって、休日に利用する場合はコンパクトクラス&ミドルクラスでほとんどの料金設定が2倍になっているのでご注意!

(※ ベンツクラスやプレミアムクラスは平日時と同額。)

…そんな独特の性質を活かした平日プランのちょっとしたコツについて。

その名のとおり平日利用に特化した業界でも特殊なプランですが、例えば平日に買い物を済ませて休日は家でのんびり…といったタイプには抜群の相性に。

休日でもベンツクラスとプレミアムクラスは平日と同じという利点があるので、たまには高級車でちょっとしたドライブ…なんて使い方も付加できます。

また、カレコが展開しているエリアは他社のステーションも多いので、平日プランは日常使い用、休日用には他社サービスを利用するといった複数サービスを利用する方法を使えば、休日料金のデメリットを解消することもできます。

…ちなみに、カレコの平日プランに相性が良いのはdカーシェア。

dカーシェアの料金プランは月額無料プランのみなので、平日プランとの2枚持ちになっても維持コストは気にならないと思います。

また、予約が一杯でカレコを使えなかった場合の保険にもなります。

dカーシェアの詳しいサービス内容については、別記事の「ドコモのdカーシェア…特長や使い勝手など」にまとめているので、よければそちらを参考にしてください。

良くも悪くも料金プランは複雑

カーシェアの非利用者には「料金プランがよく分からない」という人も多いです。

これには慣れもあるかと思いますが携帯電話大手のプランに比べると、色々な車種がある割にシンプルな方だとは思うのですが。

業界の中で最も料金プランがシンプルなのはタイムズカープラスで、最初に選択するプランは月額有料プランの1種類、通常料金は車種によって2種類、パック料金は全車種統一の1種類となっているのでとにかくシンプルです。

そうなると逆に大手で最も複雑なのはカレコになるでしょう。

そもそも、最初に選べるプランが3種類、車種(クラス)による料金は4種類となっており、タイムズカープラスに比べるとやはり複雑に思えても仕方ありません。

…とはいえ選択できるプランが多いということは、自分の使い方に合ったプランを選びやすくなるという利点もあります。

最も基本となるベーシックプラン、維持費用を抑える月額無料プラン、そして平日に特化した平日プランと業界の中でも1社で色々な人に対応しやすいので、良し悪しはあれど個人的には悪いスタイルではないと思っています。

このあたりは何に重きを置くかで決めることになると思いますが、カーシェア初心者やとにかくシンプルなプランの方がいいという場合は、タイムズカープラスの方が使い勝手は良くなるかもしれません。

車種は多いが設置台数は少なめ

カレコといえばカーシェア業界でもトップクラスに取り扱い車種が多いため、色々な車に乗ってみたいという人にもおすすめできるサービスとなっています。

しかし、カーシェアではステーションに設置される車は固定されており、実際の利用ではそのステーションに設置される車種しか選ぶことはできません。

カレコのステーション数は以前より多くはなっていますが、それでも1箇所に設置される車両台数は1~2台ということが多いため、車種が多いというメリットを活かすためには設置台数はまだまだ少ないというのが正直なところです。

カーシェアを利用する目的として「色々な車に乗ってみたい!」…といった理由が強いのであれば、事前に利用するステーションの設置車両をチェックしておくのがおすすめ。

東京都を中心とした展開エリア

東京都を中心とした展開エリア

カレコはカーシェア業界の大手となっていますが、それでも展開エリアは東京23区を中心とした限定的なものとなっているため、自ずと利用できるユーザーも限定されます。

それでもステーションマップを見ると以前よりもかなり多くはなったのですが…。

人口の多い都道府県だけでステーション数を比較しても、カレコが展開エリアを絞っていることがよく分かりますね。

…利用できる地域の少なさはやはりサービス面ではデメリットになるでしょう。

カレコはチャイルドシート常設車両を扱っているカーシェアでもありますが、この常設車両は首都圏に集中しているというのもユーザーにとってはまだまだ物足りないところ。

他社と比較すると2017年に全国展開を達成したタイムズカープラス、2018年4月に東北4県に進出したオリックスカーシェア、カレコの展開は11都府県となっていますが、静岡、岡山、沖縄には1箇所ずつしかないので実質8都府県。

…まだまだ展開エリアには課題が多そうです。

現状のプランであれば展開エリアの最も多いタイムズカープラスにも負けない良コスパという魅力があるので、利用できる地域の拡大には期待したいですね。

タイムズカープラスとの比較

車種の多さとリーズナブルな料金が売りのカレコですが、全国展開を達成した展開力No.1のタイムズカープラスと比較するとどうなるのか?…2社を比べてみました。

まずは料金の比較として以下の一覧をご覧ください。

種別カレコタイムズ
CM
通常
料金
基 130
無 160
平 80
休 160
150
190
100
200
基本 206
プレ 412
6時間
パック
基 3,800
無 4,600
平 2,800
休 5,600
3,800
4,600
2,800
5,600
4,020
12時間
パック
基 5,300
無 6,400
平 4,500
休 9,000
6,300
7,700
5,000
10,000
6,690
24時間
パック
基 6,800
無 8,300
平 7,800
休 12,000
7,800
9,500
9,300
13,000
8,230
夜間
パック
基 2,500
無 3,100
平 2,500
休 5,000
2,500
3,100
2,500
5,000
2,060
~2,580

高額な車種が利用できるベンツクラス、プレミアムクラスはそのクラス名のとおり若干お高めの料金設定となっているのでここでは省いています。

さすがに月額無料プランではでやや苦しい戦いとなってしまいますが、それ以外のプランでコンパクト及びミドルクラスはやっぱりリーズナブルな印象ですね。

…お得な6時間パックで1,000円以上の差をつける平日プランはさすがの一言。

タイムズカープラスでは夜間パックはアーリーナイトパック、レイトナイトパック、ダブルナイトパックの3種類があります。

夜6時間のアーリーナイトパックは2,060円とお得になっていますが、距離料金の加算があるので30kmも走行すればカレコの夜間パックの方がお得になります。

特性の異なる基本プランと平日プランを選ぶことができるという点においても、料金面ではカレコに軍配が上がりそうですね。

関連記事:「料金比較!カーシェアリング4社の最安料金とは?」

…続いてタイムズカープラスが得意とする展開エリアについては、カレコを考慮して人口の多い都市を比較しています。

種別dカー
オリックス
カレコタイムズ
東京9931,2333,286
神奈川1801741,113
大阪1941521,942
愛知813411
埼玉5537440

カレコが主に展開している東京都を比べてもステーション数は歴然の差となっており、やはりタイムズカープラスの展開力は圧倒的。

…お得な料金設定だが使えない地域が多いというのがカレコの大きな弱み。

タイムズカープラスはそのダントツの展開力を活かし、出張や旅行先でも利用しやすいという使い勝手も併せ持っていますね。

全国展開を完了させているので各地域のシェアを獲得しやすい状況にはなっていますが、料金面を考慮すると磐石とはいえないので、料金改定などのテコ入れがあるのか…今後の動向が気になります。

そして、カレコは現状の豊富な料金プラン&料金設定であれば十分タイムズカープラスと渡り合えますが、利用可能な地域が限定されているので、今後は利用できるエリアの更なる拡大に力を入れて欲しいところです。

詳しくは「カレコの公式サイト」をご覧ください。

関連記事:「料金設定が魅力!カレコ・カーシェアリングの特徴とは?」

会員数No.1のタイムズカープラス!
会員数No.1のタイムズカープラス!

2017年9月に業界初の全国展開を達成しており、利用可能な地域が最も多いため、国内旅行に適したカーシェアといえるでしょう。

また、2018年7月には単独で会員数100万人を突破したことが発表され、カーシェア業界では圧倒的なシェアを獲得しています。

サービス情報その他の情報
対応地域:全国最短利用:15分~
車種:30車種以上予約単位:15分毎
通常料金:最安206円給油割引:15分相当
ポイント:100円で1P学生プラン:あり

最短15分で15分毎の料金は206円。パック料金は全車種共通となっており、料金プランはとってもシンプルなのが特長。

3種類の夜間パックは使い勝手が良く、24時間利用可能というカーシェアのメリットとの相性もいい感じです。

ステーション数は1万箇所を超えていますが、毎月の新規オープンや増車の数は多く、利用できる地域は今後もさらに増えていくことが期待されます。

関連記事:「料金比較!カーシェアリング4社の最安料金とは?」

低コスト&車種の多さが魅力!

カーシェア大手のひとつですが展開は東京23区を中心としているため、利用できる地域が限定されてしまうのがやや難点。

サービス情報その他の情報
対応地域:11都府県最短利用:30分~
車種:60車種以上予約単位:10分毎
通常料金:最安80円給油割引:300円分
ポイント:200円で1P学生プラン:あり

しかし、通常プランでは10分毎130円、平日プランではなんと10分毎80円と圧倒的な格安プランが魅力的。

料金の自動計算で最安適用、夜間パックの6時間返却で距離料金無料、給油割引での金額割引など、とにかく料金面と相性の良い独自サービスが多く、価格重視のユーザーには最もおすすめのカーシェア。

また、取り扱っている車種は60以上と業界でもトップクラスの多さで、レクサスやベンツ、ロードスターなど普段乗れないクルマを楽しめます。

関連記事:「選べる車は60車種以上!カレコの使い勝手や特徴」