要チェック!車盗難ランキングなど統計資料のまとめ

要チェック!車盗難ランキングなど統計資料のまとめ

2018年には福島や茨城など7県で約400件もの自動車盗(じどうしゃとう)を繰り返し、被害額5億円といわれる事件が発生していました。

年々車両盗難の被害件数は減少傾向が続いているものの、近年でもこういった悪質な車両盗難事件は後を絶ちません。

各関連団体がまとめた統計データから狙われやすい車種や都道府県なども明らかになっているので、前もって確認し防犯意識を高めておきましょう。

車両盗難の年間発生件数と推移

まずは警察庁が公表している車両盗難件数の推移をご覧ください。

年次認知件数検挙件数検挙率
2013年21,529件7,857件36,49%
2014年16,104件6,689件41.54%
2015年13,821件6,755件48.87%
2016年11,655件5,713件49.02%
2017年10,213件5,357件52.45%

(※ 出典:「刑法犯に関する統計資料」 警察庁)

2008年(平成20年)の認知件数が27,668件だったとことを考えると、2017年は半数以下のこところまで減少しています。

また、検挙率に注目してみると2008年が45.43%、2017年が52.45%となっているので、約7ポイント上昇していることになります。

もちろんまだまだ安心できる結果とはいえませんが、今後もより良い状態になるよう期待したいところですね。

車種別の車両盗難ランキング

前項目では車両盗難件数の全体件数や推移が分かる統計資料を紹介させて頂きましたが、今度は車種別の盗難件数に特化した資料もご覧ください。

こちらは警察庁ではなく日本損害保険協会が調査した資料で、各年度11月の保険金支払い案件のみを対象としたものですが、とても参考になる資料なのでこちらもチェックしておくのがいいでしょう。

各年度11月調査
2015年2016年2017年
プリウス
62件
プリウス
59件
プリウス
62件
ハイエース
55件
ハイエース
43件
ランクル
32件
ランクル
23件
ランクル
28件
ハイエース
28件
アクア
18件
アクア
27件
レクサス
25件
クラウン
15件
レクサス
16件
スカイライン
14件
レクサス
12件
インプレッサ
14件
クラウン
11件
キャンター
7件
クラウン
12件
アクア
9件
ハリアー
7件
アルファード
7件
キャンター
7件
アルファード
6件
カローラ
7件
フォワード
7件
セルシオ
6件
スカイライン
6件
マーク
6件
スカイライン
5件
フォワード
6件
アルファード
5件
エルフ
4件
BMW
4件
ヴェルファイア
5件
フォワード
4件
インテグラ
4件
エルフ
5件
ベンツ
4件
ハイゼット
4件
インテグラ
3件
レガシィ
4件
ベンツ
4件
エブリィ
3件
S2000
3件
ヴェルファイア
3件
カローラ
3件
ウィッシュ
3件
マーク
3件
セルシオ
3件
ヴェルファイア
3件

ファイター
3件
ジムニー
3件

レンジャー
3件
ランサー
3件


(※ 出典:「第19回自動車盗難事故実態調査結果発表」 日本損害保険協会)

プリウスは2014年から4年連続ワースト1位という残念な結果になっており、海外でも需要の高い3車種が2017年度の調査でも上位を占めています。

プリウスといえばハイブリッド車の代表格でありエコカーの代名詞。プリウスの所有がそのままエコ志向のアピールに繋がるというインテリアイテムになっていましたね。

海外でもかつての強いイメージはなくなり人気に陰りは見え始めていますが、それでも世界規模で需要が高いため、車両本体やパーツの換金性が高いです。

ランドクルーザーやハイエースも頑丈で壊れにくく耐久性に優れたクルマとして人気があり、海外では高値で取引される代表的なクルマです。

ここで紹介される上位車種は特に狙われる確率の高いクルマなので、防犯対策を強化すべきクルマとして参考にしておきましょう。

車両盗難の各種統計データ

車両盗難に関する統計データは何も車種別だけではありません。

各種統計データを掲載するので防犯のために有効にご活用ください。

都道府県別の車両盗難件数

車種別だけでなく都道府県別で見てもその違いは明白。

以下はワースト10県をまとめた一覧になります。

2016年2017年
茨城1,590件茨城1,397件
大阪1,577件大阪1,393件
千葉1,538件千葉1,178件
愛知1,349件愛知1,127件
埼玉914件埼玉758件
神奈川639件神奈川669件
栃木415件栃木437件
三重370件福島329件
兵庫351件兵庫315件
東京309件群馬281件
全国11,655件全国10,213件

(※ 出典:「自動車盗難の現状」 STOP THE 自動車盗難)

こちらは最初の項目で紹介した警察庁の「刑法犯に関する統計資料」の、都道府県別での内訳という感じになります。

茨城、大阪、千葉、愛知は他地域より飛び抜けて多く、いずれも1,000件以上という結果になってしまっていますね。

この情報を参考にワースト上位の地域では特に防犯意識を高めておきましょう。

…あとは補足として。

都道府県別の車両盗難情報を調査してみると大阪1位・愛知2位と掲載している情報サイトも見かけますね。

しかしそちらは日本損害保険協会が行なった各年度11月の保険金支払金額を参考に作成された都道府県別ランキング(「自動車盗難事故実態調査結果発表」)を参考にしているようです。

純粋に都道府県別で知りたいのであれば1ヶ月だけ&保険金が支払われた対象のみという資料より、上記の警察庁の資料を参考にすることをおすすめします。

盗難発生の多い場所とは?

警察庁や損害保険協会がまとめた資料があるのでご覧ください。

種別2015年
11月調査
2016年
11月調査
2017年
11月調査
自宅(屋内)8件12件15件
自宅(屋外)127件107件110件
契約駐車場(屋内)5件7件5件
契約駐車場(屋外)116件104件95件
コンビニ
・スーパー駐車場
2件6件5件
通勤先駐車場17件26件18件
空き地3件0件1件
路上6件3件7件
その他28件35件22件

(※ 出典:「第19回自動車盗難事故実態調査結果発表」 日本損害保険協会)

屋外と屋内では比較にならないほどの大差が明らかになっており、それは自宅でも契約駐車場でも同程度にリスクが高いという結果ですね。

そもそも屋内駐車場は屋外駐車場に比べて数が少なく賃料も高いです。

先に紹介した車種別を参考に狙われやすい車種であれば多少高くても屋内、狙われるリスクの少ない車種であれば屋外など、他の資料と合わせて検討してみるのがいいかもしれませんね。

盗難されやすい時間帯

期間2016年
11月調査
2017年
11月調査
日中
9~17時
31件34件
夜間
17~22時
27件27件
深夜~朝
22~翌9時
214件183件

(※ 出典:「第19回自動車盗難事故実態調査結果発表」 日本損害保険協会)

なんとなく多くの人が想像するとおりの結果ではないかと思いますが、22時~翌9時までの深夜から朝にかけてはやはり犯行が行ないやすいということでしょう。

深夜はただでさえ視界が悪くなることに加え人の往来も少なくなります。

屋外駐車場で照明の少ない暗がり…などの条件が重なると犯行が起こりやすくなる傾向があるので、該当する場合は警戒を強めたほうがいいでしょう。

…ここまでの統計データから明らかなように、例えば茨城県でプリウスを所有しているなどリスクの高い条件が重なる場合、特に注意した方がいいと判断しやすいですね。

これはもちろん統計資料から導き出される傾向で絶対的なものではありません。

しかし、各種の統計資料を組み合わせることでリスクの高さを判断する目安にはなると思うので、防犯対策のひとつとしてご活用頂ければと思います。

意外に多いのがキーありの車両盗難

意外に多くて注意すべきなのがキーを車内に残したままで盗難されるケース。

警察庁の統計によると2017年の認知件数は10,213件となっていますが、そのうち2,605件は「キーあり」の状態で、その被害率は25.51%となっています。

年次認知件数キーありキーあり
被害率
2013年21,529件5,149件23.92%
2014年16,104件4,279件26.57%
2015年13,821件3,523件25.49%
2016年11,655件3,125件26.81%
2017年10,213件2,605件25.51%

(※ 出典:「刑法犯に関する統計資料」 警察庁)

2008年の車両盗難の認知件数は27,668件、そのうちキーありでの車両盗難は7,663件となっており、キーありでの被害率は27.70%となっています。

つまり、2008年から2017年まで毎年2割以上の人が、キーありの状態で車両盗難被害に遭っていることになるわけです。

キーをそのままにするというのはコンビニなどの短時間の買い物で多いかと思いますが、防犯を考えるならそのままにしておくのは危ういといえるでしょう。

関連記事:「盗難対策!イモビライザーとは?仕組みなど」

車両盗難対策となる車両保険

車両盗難の有効な対策のひとつになるのが車両保険です。

車両盗難による被害が調査によって決定されれば「全損」扱いとなり、契約時に設定した保険金の限度額が支払われることになります。

(※ 車両保険では免責金額を設定するケースは多いですが、全損扱いの場合は免責分の自己負担は生じません。)

盗難対策には種類がポイント

…しかし、注意すべきは車両保険の種類。

車両保険の種類といえば各社で名称は違えど、「一般車両」「車対車+A」「エコノミー」といった3つを提供していることが多いです。

車両保険の種類解説
一般車両・補償範囲が広い
・コストが高い
車対車+A・補償範囲がやや広い
・コストはやや高い
エコノミー・補償範囲が狭い
・コストが安い

この中で最も補償範囲が広くて「フルカバータイプ」とも呼ばれるのが一般車両で、それよりも補償範囲を狭くしたものが車対車+A、最も補償範囲が狭い分コストも安く抑えられるのがエコノミーとなります。

保険料のコストを抑えるためにエコノミーを選択する人もいますが、一般的にエコノミーでは盗難は補償対象外となっているのでご注意。

盗難対策として検討するなら車両保険に加入するだけでなく、その種類が盗難を対象としているかについても重要な選択ポイントになるというわけですね。

おとなの自動車保険の公式サイトでは「車両保険のパターン別加入率」を掲載しているので、選ぶ際の参考として目を通しておくのもおすすめです。

車両保険のパターン加入率
一般車両37.9%
一般車両、盗難対象外0.9%
一般車両、水災対象外21.4%
一般車両、盗難・水災対象外9.3%
車対車+A5.0%
車対車+A、盗難対象外1.1%
車対車+A、水災対象外7.1%
車対車+A、盗難・水災対象外5.0%
車との衝突のみ12.3%

(※ 出典:「車両保険のパターン別加入率」 おとなの自動車保険)

上記の一覧はあくまで一保険会社の統計データではありますが、これによると盗難を補償対象外として契約した人は28.6%となっており、7割以上の人は盗難を補償対象として契約していることになりますね。

車両保険の種類や車両保険そのものは、例えば「中古車で被害額が小さいから加入しない」…など多くの要素から検討されることが多いので、数字だけで判断するのは適切ではありませんが、目安程度にチェックしておくのはいいと思います。

関連記事:「保険は使える?車上荒らしに対する補償について」

車両保険が支払われないケース

車両盗難補償付きの車両保険に加入し、実際にクルマが盗難されたとしても保険金がすぐに支払われるわけではありません。

盗難を偽装して保険金を騙し取ろうと考える人もいるため、保険会社による実態調査が行なわれ、そういった手続きが完了してから保険金が支払われる流れとなります。

車両保険が支払われないケースに該当するのは「故意」や「重大な過失」で、過失とは「自身の不注意で生じた失敗」を意味しています。

このケースで代表的な事例といえばキーありでの盗難でしょう。

例え盗難補償を含んだ車両保険に加入していても、キーありでの車両盗難は過失と判断され保険金が支払われないケースがあるのでご注意ください。

(※ 必ず支払われないわけではありません。)

…補足ですが、日本損害保険協会が作成した「第19回自動車盗難事故実態調査結果発表」によると、2017年11月に車両盗難で保険金が支払われた件数は278件となっています。

これを単純に12を掛けて1年間に換算しても3,336件にしかなりません。

警察庁の「刑法犯に関する統計資料」で2017年の認知件数が10,213件だったことを考えると、「一見して3割程度って少ない?」…と思われるかもしれません。

…しかし、これは別記事の「気になるデータ…任意保険の加入率ってどうなの?」でも明らかな通り、もともと車両保険の加入率は半数程度とあまり高くありません。

また、前項目で触れたように車両保険に加入しても、盗難補償を対象外にする人が一定数いること、加えてキーありでの盗難も関係してくるためです。

すでに紹介したとおりキーありでの車両盗難は毎年2割以上の割合で発生しており、わざわざコストの高い盗難補償付きの車両保険に加入していても、過失で保険金が支払われないとなれば目も当てられませんね。

キーの管理も防犯の基本として扱われ、保険金の支払いに大きく影響するため、短時間だからと油断せずキーは車外に持ち出すよう心掛けましょう。

関連記事:「わずかな時間でも注意!車上荒らしの傾向と対策」

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