対応と対策!カーシェアリングでチャイルドシート

対応と対策!カーシェアリングでチャイルドシート

以前はカーシェアリングサービスでは対応している会社はありませんでしたが、最近では常設車両も導入されて少しずつ追加もされているので、ここであらためてカーシェアでのチャイルドシート対応状況について解説しています。

各社チャイルドシートの対応状況

チャイルドシートを対応店舗で無料貸し出し、常に装着している常設車両が設置されているカーシェアには「カレコ(careco)」があります。

カーシェア大手ではオリックスカーシェア、タイムズカープラスもありますが、いずれもチャイルドシートの貸し出しは行なっておらず、常設車両の取り扱いもありません。

種別チャイルド
シート
ジュニア
シート
dカーシェア自分で準備
自分で着脱
全車両に搭載
オリックス
カーシェア
タイムズ
カープラス
カレコ貸し出しあり
常設車両あり

ステーション数や車両台数がトップクラスのタイムズカープラスが取り扱っていないのは、利便性を考えると残念なところですね。

一般的にこういったカーシェアでは自分で購入したものをカーシェア専用車両に持ち込み、自分で設置したり利用後は取り外したりといった手間がかかるため、チャイルドシート常設車両の存在というのはポイントが高いのです。

カーシェアでは「ジュニアシート」は標準装備として車両に搭載されていることは多いですが、一般的にいうチャイルドシートとは違います。

チャイルドシートとジュニアシートは別物になりますが、「勘違いしているかも?」…と感じたら以下の項目でおさらいを。

ジュニアシートってどんなもの?

一般的にチャイルドシートとはジュニアシートも含めて全般をさす総称として使われることが多いですが、子供の体格に合わせて名称は細かく分けられています。

以下の一覧はチャイルドシートの名称と体格の目安をまとめたものです。

種別年齢身長体重
ベビーシート
(乳児用)
0~1歳70cm以下13kg未満
チャイルドシート
(幼児用)
1~4歳100cm以下9~18kg未満
ジュニアシート
(学童用)
4~10歳135cm以下15~36kg未満

(※ 使用条件は製品によって異なるのであくまで目安。)

カーシェアリングではジュニアシートを標準装備しているところは多いです。

混同してしまう人もいますが「ジュニアシートがあります。」と公式サイトで解説しているのは、基本的に「学童用」のものをさしており、乳児や幼児に使うのは適切ではありません。

ちょっとややこしいですがしっかり覚えておきたいところですね。

…では、チャイルドシートへの対応が手厚いカレコについては、以下の項目で情報をまとめているのでそちらをご覧ください。

カレコのチャイルドシートについて

カレコのメリットは「24時間利用可能&チャイルドシート常設&追加料金不要!」といういわゆる常設車両の取り扱いがあること。

不動産事業を行なっている「三井のリハウス」では店舗営業時間内にチャイルドシートの無料貸し出し(一部の店舗)を行なっており、少しずつですが対応店舗を拡大中。

チャイルドシートを常に装着している常設車両を一部のステーションに設置しており、要望は多いようで確認しただけでも2015、2016、2017年と毎年少しずつ常設車両を追加。

レンタカーではチャイルドシートの利用でオプション料金が必要になることが多いですが、カレコでは貸し出しでも常設車両の利用であっても別途料金は必要ありません。

…これが24時間いつでも利用可能というのがありがたいところ。

チャイルドシートはそもそも重量がなかなかあって持ち運びも大変、慣れても着脱にはそこそこの手間がかかるため、常に設置されているのは正直楽です。

公式サイトで確認できるのは「takata04-i fix」で「ISOFIX(アイソフィックス)固定タイプ」となっており、回転式ではないので子供の乗り降ろしは若干手間になりますが、個人的には回転式よりも事故時の安全性は高く感じています。

(※ ISOFIXとはチャイルドシートを固定する方式の国際標準規格。)

カレコのチャイルドシートについて

常設車両全車に必ず同一のものが設置されているとは限りませんが、どちらにしても同程度、そして安全基準である「Eマーク」があるものを設置していると思われます。

また、常設車両を使う利点は個人使用で多いミスユースを防げる点もあります。

チャイルドシートのミスユース

ミスユースとは誤用、つまり誤った使用方法のこと。

「チャイルドシートの取り付け状況調査」では5割以上の誤用、そのうち7割以上で締め付け不足が確認されており、危険な事故に繋がりかねないという結果が明らかに。

チャイルドシートの性質上、その重量や着脱の手間などは仕方ありませんが、コツを押さえてしっかり装着しないとその効果が薄くなってしまうので注意が必要です。

そういった点においても着脱によって装着が甘くなる心配がなく、常にしっかりと装着された状態のチャイルドシートを利用できるというメリットは大きいですね。

ただし常設車両はとても少ない

エリア別ステーション数の一覧

常設車両はありますがその台数がとても少ないというのがデメリット。

チャイルドシート常設車両の増加については要望が多く、カレコでも直近では2017年5月に常設車両が追加導入するなど対応がされています。

しかし、それでも東京都を中心とした首都圏での対応が主で、ステーション数は確認した時点でも51箇所とかなり少ないのが現状です。

(※ 以下の一覧は2018年5月時点の常設車両設置ステーション数。)

東京都のチャイルドシート常設車両
中央区(1)、港区(2)、文京区(1)、北区(1)、足立区(1)、墨田区(1)、江戸川区(2)、江東区(5)、品川区(3)、渋谷区(4)、目黒区(9)、世田谷区(7)、中野区(1)、杉並区(1)、豊島区(1)、板橋区(1)
神奈川県のチャイルドシート常設車両
川崎市中原区(2)、川崎市高津区(1)、川崎市宮前区(3)、横浜市港北区(1)
千葉県のチャイルドシート常設車両
柏市(1)
埼玉県のチャイルドシート常設車両
川口市(2)

カレコだけではなく他サービスでもチャイルドシートへの対応が開始されると、複数のステーションを利用するなんて方法も使えるので、今後のサービス拡充に期待したいですね。

車種別ステーション数の一覧

もともと設置車両数が少ないので残念ながら車種も限定されるのは短所。

念のため車種別にまとめた一覧もまとめているので参考までに。

車種別地区
ホンダ
N-BOX
東京都目黒区(1)
ニッサン
ノート
東京都世田谷区(4)、東京都板橋区(1)、東京都江東区(2)、東京都目黒区(3)、東京都品川区(2)、東京都江戸川区(1)、東京都足立区(1)、東京都渋谷区(2)、東京都港区(2)、神奈川県川崎市(5)
ホンダ
フィット
東京都渋谷区(1)、東京都豊島区(1)
トヨタ
新型プリウス
東京都江東区(1)、東京都目黒区(1)、神奈川県横浜市(1)、神奈川県川崎市(1)
トヨタ
プリウスPHV
千葉県柏市(1)
マツダ
CX-5
東京都世田谷区(1)、埼玉県川口市(1)
マツダ
新型 CX-5
東京都渋谷区(1)
スバル
XV ハイブリッド
東京都品川区(1)、東京都江東区(1)、東京都中野区(1)、東京都中央区(1)
トヨタ
ヴォクシー
東京都世田谷区(1)、東京都目黒区(1)、埼玉県川口市(1)
トヨタ
シエンタ
東京都墨田区(1)、東京都江東区(2)、東京都北区(1)
ホンダ
フリード
東京都杉並区(1)、東京都目黒区(1)、東京都江戸川区(1)、東京都文京区(1)
ホンダ
新型 フリード
東京都目黒区(1)

詳しくは「カレコの公式サイト」をご覧ください。

関連記事:「料金設定が魅力!カレコ・カーシェアリングの特徴とは?」

確実性が高いのはレンタカー

一応追記しておくとやはり確実性が高いのはレンタカーの方です。

24時間いつでも対応という利便性は失われますが、多くのレンタカーが対応しているためチャイルドシートを利用できる確率は高くなります。

ただし500~1,000円前後のオプション料金が必要になることが多く、対応していないところもないわけではないという点にはご注意。

カーシェアは将来的に乗り捨てサービスも導入されるはずなので、そういった意味も含めてあくまでカーシェアでのチャイルドシートの対応を増やして欲しいですね。

関連記事:「使うならどっち?カーシェアリングとレンタカーの違い」

チャイルドシートの装着義務について

ここまで触れませんでしたが根本的なルールについても解説しておきます。

「カーシェアでもチャイルドシートは使わないといけないの?」…という質問をみかけましたが、そもそも装着が必要な子供を乗せるのであれば、カーシェアというサービス形態に関係なく、使用しない状態で運転してはならないものです。

カーシェアであってもその義務は生じるのでご注意ください。

チャイルドシートを使わずに抱っこをした状態で事故に遭遇し、子供が死亡するというケースも実際に起こっているため、事故率抜きにして装着しておくことがすすめられます。

チャイルドシートは現状では法的に義務が生じるものとなっていますが、義務というよりも子供を守るための安全対策なので利用を心掛けるようにしましょう。

チャイルドシートに関する法律については、別記事の「徹底解説…チャイルドシートの義務違反と点数・法律と罰則」にて詳しく書いているので、よければ参考までにご覧ください。

チャイルドシートと各社の規約

カーシェアを利用するのであれば交通ルールを守ることはまず大前提。

チャイルドシートを使用することが義務だと認知していない人もいるようですが、知らなかったで済まされることではありません。

例えばオリックスカーシェアでは「交通法規を遵守してカーシェアリング車両を運転すること。」…と包括的に交通ルールを守るよう明記されています。

また、カレコでは「シェアカーの利用時に6才未満の幼児を幼児用補助装置なしで同乗させないこと。」…と、規約でより具体的にチャイルドシートについて触れていますね。

こういった基本ルールに反すれば「契約を解除する可能性」についても示唆されているため、チャイルドシートに限らず交通ルールは厳守するようにしましょう。

関連記事:「がっつり紹介!カーシェアリングのデメリット色々」

カーシェア向きのチャイルドシート

カーシェアでのチャイルドシート対応がなかなか進まないので、カーシェアでも利用できる手軽なチャイルドシートを紹介しておきたいと思います。

チャイルドシートは想像以上に大きく重量級なものが多い印象です。

コスト的に「兼用タイプ」は便利ですが5kgを超えるものが多くなっており、回転式になると10kgを超え、軽量タイプのものでも4kg台といったところになります。

(※ 兼用タイプとは「ベビーシート+チャイルドシート」のように0~4歳までと幅広く対応しているため、買い替えの必要が少なくなるというのが兼用タイプ。)

…そこでカーシェア向きの持ち運びに便利な軽量タイプ。

「トラベルベストECプラス」は株式会社日本育児から販売されている重量2.9kgの軽量タイプで、もちろん安全基準であるEマークのある製品となっています。

重量2.9kgは身近なものでいうと、2Lのペットボトル1本と500mlのペットボトル2本で3kgになるので、これがおおよその目安になるかと。

持ち運びに便利な形状や重量となっているため、チャイルドシート常設車両でなくても対応しやすくなるというのが大きなメリットで価格も比較的リーズナブル。

一般的なチャイルドシートより前後の幅やサイド部分がないため起きている子供は伸び伸びできますが、その分寝てしまったあとは形状的に不向きな印象もあります。

利点ばかりではなくどうしても色々な良し悪しはありますが、個人的にはカーシェア専用として使用するのには相性のいい良品だと感じています。

…実はこういったお手頃サイズ&軽量タイプを、車両に搭載しておくだけでもユーザーにとってはありがたいので、ぜひとも検討して頂けないかと思うところです。

関連記事:「使い方次第!カーシェアリングの月額無料プラン」

会員数No.1のタイムズカープラス!
会員数No.1のタイムズカープラス!

2017年9月に業界初の全国展開を達成しており、利用可能な地域が最も多いため、国内旅行に適したカーシェアといえるでしょう。

また、2018年7月には単独で会員数100万人を突破したことが発表され、カーシェア業界では圧倒的なシェアを獲得しています。

サービス情報その他の情報
対応地域:全国最短利用:15分~
車種:30車種以上予約単位:15分毎
通常料金:最安206円給油割引:15分相当
ポイント:100円で1P学生プラン:あり

最短15分で15分毎の料金は206円。パック料金は全車種共通となっており、料金プランはとってもシンプルなのが特長。

3種類の夜間パックは使い勝手が良く、24時間利用可能というカーシェアのメリットとの相性もいい感じです。

ステーション数は1万箇所を超えていますが、毎月の新規オープンや増車の数は多く、利用できる地域は今後もさらに増えていくことが期待されます。

関連記事:「料金比較!カーシェアリング4社の最安料金とは?」

低コスト&車種の多さが魅力!

カーシェア大手のひとつですが展開は東京23区を中心としているため、利用できる地域が限定されてしまうのがやや難点。

サービス情報その他の情報
対応地域:11都府県最短利用:30分~
車種:60車種以上予約単位:10分毎
通常料金:最安80円給油割引:300円分
ポイント:200円で1P学生プラン:あり

しかし、通常プランでは10分毎130円、平日プランではなんと10分毎80円と圧倒的な格安プランが魅力的。

料金の自動計算で最安適用、夜間パックの6時間返却で距離料金無料、給油割引での金額割引など、とにかく料金面と相性の良い独自サービスが多く、価格重視のユーザーには最もおすすめのカーシェア。

また、取り扱っている車種は60以上と業界でもトップクラスの多さで、レクサスやベンツ、ロードスターなど普段乗れないクルマを楽しめます。

関連記事:「選べる車は60車種以上!カレコの使い勝手や特徴」