義務は何歳まで?チャイルドシートの年齢にまつわる話

義務は何歳まで?チャイルドシートの年齢にまつわる話

2018年10月には大阪府岸和田市で、軽自動車とワンボックスカーが衝突し、ワンボックスカーに乗っていた女児(3)が車外に投げ出され死亡しています。

この事故の現場や車内からはチャイルドシートは見つかっていません。

チャイルドシートが義務化された今でもこういった事故は起こっており、子供が命を落とすケースは後を絶ちません。

そこで、あらためて日本の法律で義務化されているチャイルドシートの年齢や、年齢から考えるチャイルドシートの重要性などについての情報を掲載しています。

チャイルドシート使用義務の年齢

チャイルドシートの法的な義務とされる年齢は、「6歳未満(5歳まで)」であることが道路交通法にて明記されています。

つまり、5歳までは法定義務があり、6歳からは法的義務はない…ということです。

初見ではちょっと読みづらいかもしれませんが、チャイルドシートに関する道路交通法の条文を以下に掲載するのでご覧ください。

普通自動車等の運転者の遵守事項
自動車の運転者は、幼児用補助装置(幼児を乗車させる際座席ベルトに代わる機能を果たさせるため座席に固定して用いる補助装置であつて、道路運送車両法第三章 及びこれに基づく命令の規定に適合し、かつ、幼児の発育の程度に応じた形状を有するものをいう。以下この項において同じ。)を使用しない幼児を乗車させて自動車を運転してはならない。
道路交通法 第71条の3 第3項

ここでは直接的に年齢について明記されているわけではありません。

しかし、道路交通法の第14条 第3項にて「幼児は6歳未満の者」と定義されているため、道路交通法上では5歳まで装着義務が生じることになります。

年齢区分別の参考として

チャイルドシートを実際に選ぶときに迷うかもしれない幼児用などの表記。

乳児用、幼児用、児童用と表記されてもピンと来ないという人もいるかと思うので、以下にその年齢区分をまとめているのでよければ参考までに。

新生児生後28日未満(母子健康法)
乳児1歳未満(児童福祉法)
幼児1歳~小学校就学始期まで
(児童福祉法)
6歳未満(道路交通法)
児童18歳未満(児童福祉法)
6歳~13歳未満(道路交通法)

チャイルドシートは大きく分けて3種類あり、おおよそ1歳頃までの乳児用、4歳頃までの幼児用、10歳頃までの児童用があります。

(※ 年齢の目安は商品によって違ってくるのであくまで目安。)

例えば商品としての「幼児用チャイルドシート」は、一般的に使用される児童福祉法の定義とはちょっと違っていることになりますね。

あくまでおおよそではありますが目安程度にご覧いただければと思います。

関連記事:「後ろから前へ…チャイルドシートの向きを変える時期」

見ておくべき年齢別死因の話

チャイルドシートは法的な義務として使用されるケースが多いです。

しかし、本来は子供の命を乗車中の交通事故などから守るためであり、子供のことを考えるなら逆に率先して着用したい保護装置です。

あまり広く知られていないかもしれませんが、各省庁の統計資料によると子供が不慮の事故で死亡するケースで高い割合を占めているのが交通事故となっています。

まずは厚生労働省がまとめた2017年度分の「人口動態統計月報年計(概数)の概況」に掲載されている「死因順位別死亡数」をご覧ください。

年齢第1位第2位第3位
0歳先天奇形等
637
呼吸障害等
235
不慮の事故
81
1~4歳先天奇形等
177
不慮の事故
69
悪性新生物
60
5~9歳悪性新生物
75
不慮の事故
61
先天奇形等
51

(※ 出典:「人口動態統計月報年計(概数)の概況」 厚生労働省)

…続いて消費者庁が作成した「子供の事故防止関連」では、5年間(2010年~2014年まで)での不慮の事故についての内訳が明らかにされています。

年齢第1位第2位第3位
1歳交通事故
28%
溺水(浴槽内)
23%
窒息
9%
2歳交通事故
43%
窒息
8%
溺水(その他)
7%
3歳交通事故
37%
建物から転落
16%
溺水(屋外)
9%
4歳交通事故
36%
建物から転落
13%
溺水(浴槽内)
8%
5歳交通事故
36%
建物から転落
13%
溺水(浴槽内)
8%

(※ 出典:「子供の事故防止関連」 消費者庁)

これらの統計資料を確認するだけでも、6歳未満の子供にとってチャイルドシートがいかに重要な意味を持つか分かるかと思います。

加えて、6歳以降14歳までについても交通事故は3~5割を占める割合で1位です。

実は「自分が子供の時はしなくても大丈夫だったんだから平気じゃない?」…といった考えから使用しない人もいるようです。

しかし、それは自分もしくは身近でそういった事態が起こらなかっただけで、自分の知らないところでは常に起こり続けていることでもあるのです。

関連記事:「徹底解説…チャイルドシートの義務違反と点数・法律と罰則」

6歳以降のシートベルトについて

法的な義務ということで5歳までチャイルドシートを使用し、6歳になってからはチャイルドシートを卒業してシートベルトを使用するケースが多いようです。

…しかし、これは厳密にいうとシールベルトの正しい使用方法ではありません。

一般的にシートベルトは最低でも「身長140cm以上」が前提となっているため、身長が満たないものや座高が満たないものは正しく機能させることができません。

条件に満たない状態で使用すると、事故時の衝撃によっては逆に首に大きな負担をかけるケース、腰ベルトの位置によっては内蔵を損傷させる危険性もあるため、単純に年齢のみでシートベルトへと移行する判断は推奨されません。

これはJAFが2013年に掲載した「学童用チャイルドシートが必要な目安は身長140cmまで」にも書かれている内容です。

(※ 身長140cmは平均身長からすると10~11歳頃で小学校5~6年生が目安。)

身長もしくは座高が足りないのであれば、ハイバックシートタイプのジュニアシートやブースターシートタイプのジュニアシートを使用し、シートベルトが正しく使用可能な状態になるまでカバーしてあげましょう。

関連記事:「3歳でのチャイルドシート&ジュニアシートについて」

海外でも義務年齢は引き上げ傾向

日本でチャイルドシートが義務化されたのは2000年です。

JAFのチャイルドシート使用率調査においても、2018年度には調査開始から最高となる66.2%に達していますが、それでも使用率が高いとはいえません。

日本では徐々に意識が高まりつつある…といった状況ですが、世界規模でもチャイルドシートへの意識は高まっているようです。

…まず、中国では乗車中の子供の死亡者数の増加が問題となり、2017年3月にチャイルドシート義務化が施行されました。

現段階では4歳未満の子供が条件となっているので、日本に比べると少しハードルの低い条件といえるでしょう。

また、アメリカでは州によって異なりますが、チャイルドシート使用率が9割超といわれるカリフォルニア州では2012年に8歳までが義務化とされており、2017年には2才未満後ろ向き設置も義務化されています。

そして、スイスでは2010年にこれまでの7歳以下から12歳未満まで(もしくは身長150cm超まで)と年齢が引き上げられています。

…と、ここで紹介したのはごく一部になりますが、世界的にも徐々にチャイルドシートを重要視する動きが高まっています。

日本でも今後はさらに年齢が引き上げられる可能性もないとはいえませんね。

そもそもチャイルドシートはあらゆる危険から子供を守るような、夢の万能装置でも魔法のアイテムでもありません。

しかし、これまでの各統計データなどからも分かるように、リスクを低減することには大きく貢献することが明らかにされています。

「その年齢までは法的な義務だから…」ではなく、可能な限りリスクを低減できる保護装置として有効活用するようにしましょう。

関連記事:「種類と選び方のまとめ…チャイルドシートの基礎知識編」

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