どんな違反?安全運転義務違反の内容や反則金など

どんな違反?安全運転義務違反の内容や反則金など

聞いても具体的に何に違反?ってなるのが「安全運転義務違反」。

実はこれには交通事故でも代表的な脇見運転や、運転手がぼーっと考え事をしながらの運転といったものがこれに該当します。

安全運転義務違反によって引き起こされた交通事故は、2005年から2015年の10年間の統計において、毎年常に5割以上を占める大きな割合となっており、交通事故の大きな要因となっていることが明らかにされています。

そもそも安全運転義務とは?

安全運転義務とは一体どういうものなのか?

まずはこれに関する道路交通法の条文が以下の通り。

安全運転の義務
第70条 車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。

ハンドル、ブレーキ、ペダルなどに加え、運転に必要なその場その場での状況判断といった最も基本的な運転操作の部分をさしています。

…で、さらに具体的に安全運転義務をまとめたのが以下の一覧。

安全運転義務の区分
運転操作不適ペダル踏み間違い
ハンドル操作不適
ブレーキ操作不適
漫然運転
脇見運転
動静不注視
安全不確認
安全速度

安全運転義務を細分化すると上記のようになりますが、名称だけだと分かり辛いものもあるので各詳細は後の各項目で解説していきます。

基本操作?運転操作不適とは?

基本操作?運転操作不適とは?

まずは車の基本操作となる「運転操作不適」から。

不適というのは「適さない」という意味。

運転操作不適はさらにペダル踏み間違い、ハンドル操作不適、ブレーキ操作不適、その他不適の4つに分類されています。

ペダル踏み間違い

アクセルとブレーキを踏み間違えるというもの。

ハンドル操作不適やブレーキ操作不適より事故件数は少ないものの、ニュースでは度々コンビニなどの店舗に突っ込んだりしている映像が流れていますね。

年齢層別に見ると運転に不慣れな20代で若干数多いですが、特に60代、70代以上での事故件数の多さが特徴的。

関連記事:「運転中の履き物…サンダル・クロックスなどは違反?」

ハンドル操作不適

割合的には運転に不慣れな20代と高齢の70代以上が同程度、30代~50代は比較的少ないという緩やかなUの字型。

しかし、他と比較しても突出して重大事故との関連性が高いとされているので注意。

高齢者では操作の誤りが多くなりがちですが、若者では速度を出しやすいことから起こるなど年齢層による原因には違いがあります。

時間帯としては深夜から早朝にかけての時間は明らかに事故割合が高く、運転に適さない時間であることが顕著となっています。

また、速度が高まるほどハンドル操作も難しくなるため、ハンドル操作不適は速度超過違反とのつながりも深くなります。

ブレーキ操作不適

ブレーキ操作不適については、特定の年齢層に限らず全年齢層で平均した事故割合であることが特徴で、積雪や凍結など道路の状態に強く影響する傾向があります。

前方の車両との車間距離を見誤り、止まることのできない距離で走行している場合はリスクが高まります。

関連記事:「急には止まれない?空走距離、制動距離、停止距離の違い」

ぼんやり運転?漫然運転とは?

ぼんやり運転?漫然運転とは?

「漫然」とは簡単にいうと心がぼんやりした状態のこと。

政府統計の総合窓口にある「平成27年における交通事故の発生状況」「平成27年中の交通死亡事故の発生状況」を参照すると…。

2005年から2015年までのデータにおいても、交通死亡事故件数で最も多い事故原因となっているのがこの漫然運転です。

死亡事故件数の全体から見てみると2005年で15.1%(931件)、2015年では16.5%(592件)という結果に。

交通事故件数(全法令違反)が2005年で883,780件、2015年で510,050件と減少していますが、全体の割合で考えると漫然運転が占める割合は増加傾向になっています。

※ 漫然運転に関する詳細は「漫然運転の具体的な内容や対策」にて。

死亡事故も多い脇見運転

漫然運転に次いで死亡事故件数の多い脇見運転。

最近のニュースでもスマホのゲームをやりながら運転したことで、小学生を死亡させるという交通事故が起きていました。

脇見運転での死亡事故
2016年10月26日、愛知県一宮市で小学生がトラックにはねられ死亡したという事故。運転手はスマホのゲームアプリ「ポケモンGO」を操作しながら運転していたことが発覚。

もともとスマホを操作しながらの「ながらスマホ」は、日本でも頻繁に電車に接触して遅延させるなどを起こしていたため問題視されていました。

こうした事故を聞くと脇見運転の危険性を再認識せざるを得ません。

注意不足?動静不注視とは?

注意不足?動静不注視とは?

動静とは物事の動きや様子のことで注視は注意深く見ること。

つまり、動静不注視(どうせいふちゅうし)とは物事の様子をちゃんと見ていない状態。

他との違いは他車や歩行者など対象を認識していながら、対象のその後の動きに注意が足りず事故につながるといういもの。

例えば赤信号などで前車が停止したままにも関らず、隣の車が発進したことにつられて発進して前車に追突するなど。

動静不注視でよくいわれるのは「○○だろう」ではなく「○○かも」と考えること。

こうなるだろうというのはあくまでこちらの都合による予測、しかし、相手が自分と同じように考えるとは限らないので「こうするかも?」という意識が大事という意味です。

死亡事故につながることはそれほど多くありませんが、法令違反別の交通事故件数としては2005年から2015年までで常に3位と意外に多く、2015年では6万件弱と全体の約11.6%もの件数になっています。

確認不足?安全不確認とは?

確認不足?安全不確認とは?

安全不確認は周囲への安全確認が足りていない、不足している状態をさしており、見るべき範囲を見ていない場合に起こることが多いようです。

例えば左右に曲がるとき、前方の車両や対向車、歩行者には注意が届きやすいですが、後方から来る歩行者、二輪車などに注意が届かず、右折や左折をするときにぶつかってしまうといったもの。

交通事故の原因として最も件数が多く、2005年から2015年まででも全体のおおよそ3割を占める割合となっています。

安全速度の速度とは?

安全速度は制限速度内であってもその時々によって安全な速度は違っており、その状況に合わせてリスクを回避できる速度のことをさしています。

例えば非常に見通しの悪い交差点に、制限速度内ギリギリの速度で進入することは安全速度とはいえません。

これではもしもの飛び出しにはまず対応できないでしょう。

安全確認を最優先に可能な限り徐行し、万が一の危険を回避、対処することのできる速度で運転することが求められます。

関連記事:「免停注意!スピード違反の点数や罰金について」

安全運転義務の違反に関する統計

安全運転義務の違反に関する統計

警察庁によって作成された「平成27年における交通事故の発生状況」と、「平成27年中の交通死亡事故の発生状況」では、安全運転義務違反と交通事故のつながりが明らかとなるデータが集計されています。

以下は各資料中の「原付以上運転者(第1当事者)の法令違反別交通事故件数の推移」と、「原付以上運転者(第1当事者)の法令違反別死亡事故件数の推移」を抜粋したもの。

種別交通事故死亡事故
信号無視15,505149
通行区分3,432174
最高速度755221
横断・転回等3,666
追越し1,349
踏切不停止30
右折違反1,755
左折違反3,552
優先通行妨害11,849120
交差点安全進行29,168
歩行者妨害等13,427265
徐行違反5,185
一時不停止21,391121
整備不良55
酒酔い運転20121
過労運転50322
運転操作不適33,845423
漫然運転42,103592
脇見運転85,601460
動静不注視59,04482
安全不確認155,446395
安全速度3,67893
その他6,06547
その他の違反11,494327
違反不明95173
全法令違反510,0503,585

※ 数値は2015年のみ。

安全運転義務違反となる違反の合計件数は、交通事故で385,782件で全法令違反の75.6%、死亡事故は2,092件で全法令違反の58.4%と、安全運転義務違反は交通事故と死亡事故の両方で大きな割合を占めていることがわかります。

全法令違反別の交通事故の中で最も多いのが安全不確認で155,446件、次いで脇見運転の85,601件、動静不注視の59,044件となっています。

全法令違反別の死亡事故では多い順に漫然運転の592件、脇見運転の460件、運転操作不適の423件となっています。

関連記事:「まとめ!交通違反点数と反則金の一覧」

安全運転義務違反による点数など

ここまでの解説にて運転手に求められる安全運転義務というのが、おおよそどういったものかを理解していただけたのではないかと思います。

最後になりましたがこれに違反した場合の点数や反則金について。

種別点数反則金
大型普通二輪原付
安全運転義務違反212,0009,0007,0006,000

違反点数は2点で普通乗用車での反則金は9,000円になります。

関連記事:「ぼんやりに注意!漫然運転の具体的な内容や対策」

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